1976年オープンの老舗、子連れの聖地「クレヨンハウス」
クレヨンハウス東京店。緑が多く気持ちがいい。都会のオアシス的空間
子ども向けの施設やお店が多い東京・表参道。そのなかで、子連れママの定番スポットとして、真っ先に名前が挙がることも多い「クレヨンハウス」は、1976年12月オープンの老舗。新しい店も続々オープンするこの地で、今も昔も変わらぬ人気なのにはやっぱりワケがあります。実際にお店を取材しました。
表参道駅からほど近い路地にある3階建てのビルがまるごと店舗。「クーヨン」という名前のかわいらしいキャラクターの看板が目印です。子ども・女性・オーガニックをコンセプトにした店内には、こだわりの絵本やおもちゃの専門店あり、放射線対策もバッチリのオーガニック・レストランあり。つい長居してしまう、親子にやさしい空間です。
圧巻の品ぞろえ! 子どもの本やおもちゃの専門店
テーブルとイスを用意。じっくり座って選べるのは嬉しい心遣い
まずは、絵本やおもちゃなど、お買いものフロアから紹介しましょう。大きな窓から差し込む光が気持ちの良い1階は、子どもの本の専門店「クレヨンハウス」。広々とした空間には絵本や児童書など、およそ4万5,000冊がズラリ。ジャンルも多彩で、洋書も豊富。フロア内にはテーブルやカウンターが配され、じっくり座り読みして選んでもOKです。
また、作家と読者が出会う場をつくりたいとの思いから、月に1度、作家を招いて「子どもの本の学校」なる講座も開講。絵本作家や児童文学作家の方が身近に感じられる貴重な機会として人気を集めています。店内では頻繁に原画展などもおこなわれており、こちらも見逃せません。
赤ちゃんが口に入れても安心なおもちゃがいっぱい
2階はおもちゃの専門店「クーヨンマーケット」。材質や塗料にこだわった木のおもちゃや画材、楽器、人形など、世界各地のおもちゃが勢ぞろい。クリスマスやひなまつりなどのシーズンには関連アイテムを集めたコーナーも登場。3、4歳前後から楽しめるボードゲームなどもあり、幅広い年齢の子どもたちが楽しめます。そこかしこに配置されたスタッフによる手書きの商品紹介のポップをチェックすれば、選ぶ楽しみも倍増。作り手の想いが伝わるような温かみのあるアイテムは大切にずっと手元においておきたいものばかりです。
会社帰りの女性も多い
3階はおもに女性がターゲット。オーガニックコスメ、オーガニックコットン、女性の本の専門店「ミズ・クレヨンハウス」です。扱っているオーガニックとナチュラルコスメブランドはなんと30種類以上。これほどまでラインナップが豊富になったのは最近のことだそうですが、“オーガニック”というコンセプト自体はオープン当初から掲げていたというからさすが。オーガニックコットンの肌着やスタイは、出産祝いにもぴったりです。また、個人的にも気に入っているのが、女性向けの本のコーナー。仕事・出産・料理など、独自の視点でのセレクトが秀逸。女性が生きていくためのヒントをもらえる本がそろっています。
>>続いては、大人気のオーガニック・レストランと店舗情報。