四十肩になりたくない人、必見
経験者なら難なくできるゴルフのスイングだが、実は複雑な動きのオンパレード。それを可能にしているのがインナーマッスルなのだ
私たちの体は、微妙な力具合を調整したり、ひねりやねじりを加えたりといった、複雑な動きをすることが可能です。たとえば、ゴルフのスイングをする時、クラブを構える~バックスイング~インパクト~フォロースルーといった一連の動きを、私たちはごく当たり前に行っていますが、ひとつひとつの動作を考えながらあらためて行ってみると、筋肉や関節を微妙に調整しながら、実に複雑な動きをしていることがわかります。こうした複雑な動きができるよう、関節の動きを柔軟にして微調整を行っているのが、インナーマッスルなのです。インナーマッスルが適度に鍛えられていると、目的の行動に対して体がスムーズに動くため、動作に無駄がなくなって疲れにくくなり、体は良いコンディションをキープできるようになります。
しかし、逆にインナーマッスルが衰えると、調整が効きづらくなるため、姿勢が不安定になったり、筋力のバランスが保てなくなったりして、思わぬケガをする場合があります。若い頃はなんともなかったのに、年齢を重ねるとちょっとした段差でつまずくようになるのは、インナーマッスルの衰えによるものといえます。また、突然肩が上がらなくなる、いわゆる四十肩(しじゅうかた)の症状も、肩の筋力のアンバランスによっておこるといわれています。
実際に目で見えづらい分、インナーマッスルの衰えは把握することがなかなか難しいものです。まだ大丈夫と思っているうちに、意識して鍛えておきましょう。
次のページからインナーマッスルも鍛えることができるトレーニングをご紹介しています。ぜひトライしてみてください。