夫婦で一緒にキッチンに立つプランへリフォーム
〈新婚向け間取りのコツ-1〉
幸せな新婚生活を送るには、やはり食生活の充実から。夫婦2人で上手に協力しあって、美味しい料理ができるキッチンにリフォームしましょう。オススメの間取りプランは、複数で料理がしやすいアイランド型キッチンです。アイランドキッチンなら、キッチンでのすれ違いが無く、動きやすい。友人たちを呼んでの食事も楽しいものに(パナソニック)
アイランドキッチンとは、「島」という名前の通り、部屋の真ん中に独立して設置するスタイルのこと。最大の特徴は、行き止まりなく周囲をぐるぐると回れるところにあり、実はこれが新婚の2人にとってはとても便利な間取りプランになります。
このような間取りを住宅設計においては「回遊プラン」と呼び、どこへ移動するのも最短距離で行くことができるので便利なのはもちろん、複数で料理をする時に威力を発揮します。
例えば、2人で一緒に料理をする時、お鍋を持ったまま狭いキッチンですれ違うとなると、お互いがジャマになりますが、回遊プランなら人のいない方向へすっと抜ければOK。いつでもスムーズに作業が進められます。
アイランドキッチンの最大の特徴は、行き止まりなく周囲をぐるぐると回れるところ。2人で料理をするときに威力を発揮する(クリナップ)
忙しい日は互いに協力して料理をしたり、休日は夫婦で凝った料理にチャレンジしたり。友人たちを呼んでのパーティも、将来子どもが生まれたら親子で一緒に料理をするのも、アイランドキッチンなら快適です。アイランドキッチンへのリフォームは、給排水管の移動が必要ですので、マンションの場合は、配管の移動ができる構造か、事前に確認しておきましょう。
1人でいる時間を確保するリビングプランへリフォーム
〈新婚向け間取りのコツ-2〉
新婚時代はいつも一緒に2人で居たい!そんな風に感じている人も多いのでは?でも1人で過ごす時間があってこそ、2人の時間がより充実したものになります。新婚夫婦が快適に暮らすために、時には1人になれる場所が必要です。仕事のアイデアを練ったり、趣味に没頭したり、時には1人になれる場所を作るリフォームを考えてみましょう。
と言っても、書斎を2つ作る間取りとなると、かなりの面積が必要になります。そんな時は、可動間仕切り家具やパーテーションを使ってリフォームすれば、リビングにそれぞれの居場所を作ることができます。ポイントは間仕切りを移動できるようにしておくこと。友人たちが遊びに来た時はひろびろリビング、1人でこもりたい時は書斎が出現と、シーン毎に間取りを変化させることができます。
普段は壁面に設置してひろびろリビング。実はこの壁面収納は女性でも簡単に移動できる可動間仕切り家具。
いつでも部屋の間取りが自由に変えられる可動間仕切り家具。地震にも強い(間仕切り収納リフォームで、間取りフリーな家づくりより)
快適な生活スタイルは時とともに、そして日によっても変化するものです。リフォームのプランを考える際は、様々な暮らし方に対応できるよう、できるだけフレキシブルな間取りにしておくのが、この先長く幸せに暮らすコツです。
書斎、テレビ、収納をリビングの壁面収納の引き戸の中にセット。内部のパーツは入れ替え可能(リフォームのビフォーアフター実物大展示!みどころより)
次のページでは、新婚さんのための寝室プラン、幸せが続くポイントは「広さ」にあります。