おすすめプランはしっかりチェック
見積りの際に提示されるおすすめプランではいろいろな特約がセットされていたり、反対に車両によっては補償額を多少下げるなどして提示されたりすることがあります。よって保険料だけに目を奪われることないよう補償内容にも十分目を配ることを相談者にお話しました。また、更新前の車両保険の免責金額は0円でしたが、更新後は免責を設定することで保険料を安くできることを説明し検討材料としていただきました。好きなように補償内容を自分で設計できるのがダイレクト型自動車保険の特徴ですが、必ずおすすめプランが1つあるいは2つ提示されます。その内容でよければそれでよいのですが、特約があらかじめセットされていたり逆に自分が望んでいる金額に満たなかったり、必要な特約がついていなかったりすることもあります。よって、原則フリープランで1つひとつ内容設定をしていくのが得策です。
保険会社による商品設計の違いに注目
保険会社に特徴あり。根気よく見積れば自分にあった保険会社に出会える
今回の事例で数社から見積りを取ってみたところ、ダイレクト型では車の使用目的で保険料に差を大きくつけている会社とあまりつけていない会社があることがわかりました。相談者はダイレクト型に不安を示していましたが、損害保険会社が万一破綻した場合には損害保険契約者保護機構によるバックアップがあることなどダイレクト型も代理店型も同じ制度で運営されていて、事故対応の方法についても大きな違いはないことを説明したことで不安が解消されたようです。
前述しましたように、走行距離や年齢条件の設定など保険会社のリスクに対する考え方によって保険料設定が異なります。今回の課題であった車の使用目的では、通常「日常・レジャー」「通勤・通学」「業務」の3つですが、ソニー損保は「日常・レジャー」「業務」の2つ区分だったり、法人契約の場合はロードサービスが付帯されないため注意が必要だったりします。また多くの会社が年間走行距離によって保険料に違いがありますが、SBI損保では年間走行距離は保険料に関係ありません。三井ダイレクトは免許の色も走行距離も関係ないようです。
このように自分がどこで見積ると内容も保険料も満足できるかは見積ってみないとわかりません。自分の車の利用状況に合った保険会社は必ず見つかるはずですので、根気よく見積ってみた人が”勝ち“です。
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