ドイツの首都、ベルリンの治安は?

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人が集まる場所ではスリ・置き引きに注意!写真は鉄道での玄関口となるベルリン中央駅

ドイツの首都ベルリンは、大都会でありながらもどこかのんびりしていてリラックスできる街。治安も他のヨーロッパの都市に比べると良い方だといえるでしょう。ですが油断は禁物。空港や駅、ホテルのロビー、観光スポットなど不特定多数の人が集まる場所では、スリや置き引きに遭わないように十分に注意しましょう。とくに中央駅やショッピングストリートのクーダム通りなど、混みあう場所では貴重品の管理はしっかりと。また、ベルリンでは週末の交通機関は24時間運行のため、都心部では遅くまで人出が多くて安心ですが、郊外ではぐんと寂しい雰囲気になるので夜間の一人歩きは避けたほうが無難でしょう。

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東西分裂と壁崩壊という波乱の歴史を体験した首都ベルリンは、他の都市にはない独特の個性を持つ街です。そこが旅行者を惹きつける魅力であると同時に、カルチャーショックのもとになることもあるようです。ベルリンを訪れる人が、ボロボロで落書きだらけの建物やパンクなど日本ではあまり見かけないような人々を見て、何だかこわいなあ……と思ったり治安が悪いと先入観を持ってしまわないためにも、ここでベルリンという街について少しふれておきたいと思います。

ベルリンは貧乏な街?!

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街中にあるグラフィックはもはやアート。人気エリア、クロイツベルクの公園にて撮影

「ベルリンは貧しいけれどセクシーだ」というのは市長ヴォーヴェライト氏の有名な言葉。「セクシー」はドイツでは「クール、魅力的」といったようなニュアンスで使われます。この言葉のとおり、産業が少なく失業率が高いベルリンは、自他ともに認める貧乏な街。その反面、文化度はとても充実していて、世界中からアーティストが集まり多様な文化が次々と生まれています。街全体もどんどん変化し続けていて、以前に比べると随分と明るく小奇麗になりました。とはいえ、まだまだボロボロの廃墟のような建物もあるし落書きだらけの壁もたくさん。こういう風景は、今や旅行者にも人気のトレンドエリアとなったプレンツラウアーベルク地区やクロイツベルク地区周辺でも多く見られますが、この辺りの治安が悪いということは無く、むしろピースフルな雰囲気です。

また、ベルリンにはじつに様々な人々がいます。全身タトゥーのパンク風、失業者風のおじさん、ゲイカップルなどなど日本では浮いてしまいそうな人々から親子連れやアーティストまで、異なる日常をおくる人々が同じカフェにいる光景はベルリンならでは。外見や肩書きは、ベルリンではそれほど重要ではありません。

このように、ベルリンは特に治安が悪いということはありませんが、歴史と様々な人種や文化が交じり合い共存している一種独特の街です。見た目で先入観を持たずに、自由でオルタナティブなベルリンの空気を感じ、旅を楽しんでください。くれぐれも基本的な防犯意識は忘れずに!

ベルリンはデモの多い街

欧州の他の国同様、ドイツでもデモが行われることが度々ありますが、ベルリンは首都で政治の中心でもあるだけにひときわデモが多い都市です。反戦、反原発から労働者のデモまで内容も規模も様々。多くは平和的なデモで危険ということはありませんが、5月1日のメーデーのように暴動が起きてしまう例もあります。旅行中に事前情報なくデモに出くわすと不安ですし、交通規制されることもありますので、ホテルのスタッフに聞くなどしてチェックしておくことをおすすめします。

■緊急連絡先
警察 110
消防・救急 112
在ベルリン日本大使館 030-210940 Hiroshimastr.6

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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。