住宅設計・間取り/収納プラン

片付く家の間取りに大事な収納3つのルール

いつもきれいに暮らしている家には、片付けやすい位置に収納があります。収納は形や大きさも大切ですが、家のどこにあるかが肝心。家族全員が片付けられる収納を完成させましょう。

すはら ひろこ

すはら ひろこ

収納 ガイド

一級建築士

還暦過ぎても現役!建築・インテリア・整理収納の資格と経験による片付け術に定評がある。商品開発や収納用品のデザイン監修をはじめ、雑誌やテレビ、ラジオなどメディア出演多数。著書・監修書20冊以上、人気講師としてオンラインセミナーを開催。プロとして共働き主婦の目線から追求したメソッドが好評。

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収納があれば、自然と片付くというわけではありません。どこに何があったら使いやすいのか。家族全員の癖や生活パターンを思い描きながら、適所のルールを使って片付けやすい収納をプランしましょう。


適所のルール1:使う場の近く

私たちは経験としてすでに、このルールを活かしています。靴を脱いだり履いたりする玄関には下駄箱。鍋やフライパンは調理をするキッチン。その場で使うモノを、すぐ近くに収納するというのが合理的です。

特にリビングダイニングでは、このルールが肝心。家族共有のスペースとして、色んなモノを使ったり戻したりする行為が、頻繁に繰り返されます。そうした動きの多い生活で片付いた状態を維持するには、整理する習慣を問うだけではなく、収納が使う場のすぐ近くに必要です。
IKEA収納と壁面収納

造りつけの家具にするか、置き家具にするか。間取りの検討段階で落とし込む

ところが間取りを検討しているうちに、いくつかの理由でそれが実現できないことがあります。特にリビングダイニングのような空間では、部屋の広さを確保したい、大きな窓を設けたい、壁際に家具を置きたいなど、収納を設けるよりも優先したいことが出てくるのですが、散らかった時のことも計算に入れておかなければなりません。憧れのイメージに振り回されないようにしましょう。

さらに、家族の行動パターンから適所を割り出します。
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