テクノポップ/アーティストインタヴュー

I Hate This Placeが再来日!(4ページ目)

アメリカのインディー・エレクトロポップとして活動してきたI Hate This Placeことショーン・ナーニィー(Sean Nerney)が、最新アルバム『Shiny One』を引っさげて1月に再来日!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド


タイムマシーンにお願い

ガイド:
「Future Girl, Retro Style」がとっても気に入りました。タイトルは初期のPerfumeを思い起こさせ、曲にはBugglesのテイストがあります。こんな女の子が見つかるといいよね。

YouTube

ショーン:
四方さん、タイムマシーンが必要です! いつかそうなるかな。ところで、1月に埼玉でPerfumeのコンサートに行くつもりなんです。彼女たちの音楽はよく知っているけど、これが僕の最初のライヴの経験となります。楽しみにしています!

コラボ作品

ガイド:
デュエットで歌う「Bandage」は、かなり異色ですね。ショーンが昔住んでいたアメリカの小さな町がルーツのような気がしました。誰と歌ったのですか?

ショーン:
I Hate This Placeは一定のスタイルと感覚が確立されていますが、同時に実験であり、一般的にソングライティングでもあります。「Bandage」と他の2、3曲はゲイル・ナーヴァ(Gayle Nerva)と一緒にやりました。彼女はシンガポール・アイドルでのファイナリストで、現在アジアで公演中で人気がある「The Kitchen Musical」に出演しています。僕たちは「Bandage」にはバンドサウンドが一番ぴったりだと感じて、その方向でやることにしました。旧友であり、I Hate This Placeのコラボレーターでもあるローマン・ララソフ(Roman Tarassov)はギターを弾いてくれ、デイヴはベース、ドンはドラムをやってくれました。だから、これはチームの作品。

ドラムンベースは好きですか?

ガイド:
「A Thousand Colors」はドラムンベースが入ったエレクトロポップ。ドラムンベースも好きなのですか?

ショーン:
特定のジャンルの専門家ではないけど、僕はスタイルのファンだといってくれてもいいです。多くの僕のトラックには、このようなテンポの速いパターンが見つかります。「A Thousand Colors」では、それが中心になりました。曲に与えるムーヴメントが好きで、聴いていて面白い。面白い事実が……この曲は実際アルバム『Our Hearts Still Beating』からの「Calling All Stations」のコンパニオンとなっている曲です。作るのにちょっと時間がかかりましたが。
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