これぞ極上の手打ちパスタ
9種類から選べるパスタは1つに絞れなかったので2種類を同席した方とシェアさせて頂きました。“小さな王冠”という意味の手打ちパスタの中にはローズマリーやセージなどハーブを効かせたサルシッチャが入っているだけでなく、ポレンタがモチモチした食感を加えています。さらに、このパスタはスープが美味!
チキンブイヨンが入っているというセージとバターのソースはとても味わい深いので、このソースをふくんだブロッコリーが美味しいこと。
弾力のある手打ちパスタを使ったカルボナーラを口に運ぶと、この上もなく贅沢な香りに包まれます。その正体はどうやらトリュフオイルでした。
濃厚な味わいなのに決して重くないのも印象的ですが、それはソースに生クリームを使わず長崎県産の“太陽卵”で甘みとコクを出しているからだそう。塩加減が絶妙なグアンチャーレも奥行きのある味の決め手。どれも贅沢な素材選びと手間ひまをかけた賜物です。
「さて、次はメイン」と思っていたところで、何故か小ぶりの器でリゾットがサーブされます。実はこれ、メニューにはのっていないのですが、1万円のコースにはサービスで供されるもの。ビーフコンソメが隠し味になっているので、パルメジャーノチーズに旨味がプラスされ、奥深い味に仕上がっています。
予想外の一皿。それも、とびっきり美味なリゾットはとても嬉しいサプライズでした。