ホームページ作成/Facebookページの作り方

知っておくと便利なFacebookページ用HTML記述法(2ページ目)

Facebookページに追加する「独自ページ」用のHTMLを記述する上で役立つ3点のTIPSをご紹介。縦方向のサイズ制限をなくす方法、単独で閲覧された場合にFacebook側へ誘導する方法、複数の独自ページ間でリンクする際の注意点など。

西村 文宏

執筆者:西村 文宏

ホームページ作成ガイド

Facebookページの縦方向のサイズ制限をなくす方法

Facebookページに追加した「独自ページ」は、縦方向に800pxを超えるとスクロールバーが表示されてしまう仕様になっています。インラインフレーム内だけがスクロールすることになるため、ページの下側(800pxを超える部分)が見にくくなってしまいます。

高さが800pxを超えると、フレーム内にスクロールバーが出てしまう。

高さが800pxを超えると、フレーム内にスクロールバーが出てしまう。


Facebook側が用意しているJavaScriptを使うことで、その制限を解除できます。横幅が520pxまたは810px固定ですから、ちょっとコンテンツを記述するだけで、簡単に高さは800pxを越えてしまいます。ぜひ、この制限解除方法を使って、800pxを越えてもスクロールバーが表示されないようにしてみましょう。

方法は簡単で、HTMLソース中の2箇所に、指定のソースを記述するだけです。
1.head要素内に、JavaScriptソースを記述
2.body要素の開始タグに、指定の属性値を記述

1.head要素内に、JavaScriptソースを記述
まずは、HTMLソースのhead要素内(<head>~</head>内)に、以下の9行のJavaScriptを記述します。
<script type="text/javascript" src="http://connect.facebook.net/ja_JP/all.js"></script>
<script type="text/javascript">
  FB.init({
    appId  : '***(App ID)***',
    status : true, // check login status
    cookie : true, // enable cookies to allow the server to access the session
    xfbml  : true  // parse XFBML
  });
</script>
アプリ毎に異なる「App ID」

アプリ毎に異なる「App ID」

上記の4行目にある「***(App ID)***」の部分は、独自ページを表示するために作成したアプリのApp ID(15桁の数値)に置き換えて入力して下さい。「独自ページ1つにつき、アプリも1つ」ですから、ここに記述するApp IDは、独自ページ毎に異なる値になります。

なお、App IDの確認場所については、前回の記事「自由にHTMLを書くFacebookページの作り方」の3ページ目下部にある「アプリの一覧」項目などをご参照下さい。

2.body要素の開始タグに、指定の属性値を記述
さらに、HTMLのbody要素にonload属性を加えて、以下のように記述します。これは、特に修正する必要はありませんから、そのままコピー&ペーストすればOKです。
<body onload="FB.Canvas.setAutoResize();">
以上で準備は完了です。

上記の2点を追記すれば、縦方向に800pxを超えても、スクロールバーが表示されることはなく、そのまま下方向に表示領域が必要なだけ拡張されます。

この方法によって、縦方向に800pxを超えるページも見やすく作ることができます。ちょっと内容を増やせば簡単に800pxは超えるでしょうから、上記の記述は独自ページに必須の記述と考えておいても良いでしょう。

次に、単独でページが閲覧された場合に、Facebookへ誘導する方法を見ていきましょう。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます