おいしい土鍋ご飯の炊き方は?
それでは土鍋でご飯を炊くには、炊飯専用の土鍋でないといけないのかというと、必ずしもそうではありません。家庭で使っている鍋料理用の土鍋でも、もちろん炊けるのです。
基本的にはどの土鍋を使っても炊き方は共通ですので、コツをおさえれば簡単です。「専用の土鍋じゃないから……」と思っていた方、炊飯器で炊くよりも、甘くてふっくらのご飯が炊きあがりますので、お持ちの土鍋でぜひ一度炊いてみてください。
<目次>
失敗しない土鍋ご飯の炊き方は?
土鍋ご飯を炊くときに、炊飯器と同じように容量いっぱいまで炊いてしまうと失敗の原因にもなりかねません。土鍋の種類や大きさに合わせた分量で炊くことが大切です。鍋料理用の土鍋は、慣れないうちは鍋の半分強くらいの量で炊くとよいです
少なすぎると水がなくなるのが早すぎて美味しく炊けないし、多すぎると炊く途中に吹きこぼれやすくなります。(4~5人前の土鍋であれば、目安として4~5合くらいを炊くのがよいと思います)
炊飯用の土鍋はふっくら炊けるように、鍋自体の厚みが厚いものも
炊飯専用であれば、推奨されている分量内でご飯を炊きましょう。
研いだお米を浸水させる作業は必須です!
研いだ米がしっかり漬かるように、たっぷりの水に浸しておくのですが、ここでしっかりお米に水を吸わせないと、ふっくらとした美味しいご飯が炊けません。
浸水させる前は半透明だったお米が、全体的に真っ白になったら浸水完了です。お米をざるあげして、さっそく炊く準備に入りましょう!
加える水の分量を正確に量ることがおいしさの秘訣!
水が多ければべちゃつくし、少なければ硬いご飯に。慣れてくれば、水加減を微調整することで好みの硬さに炊くことができます!!
だからこそ、土鍋に加える水の量をきちんと計量する必要があるのですが、そのはかり方は一回で覚えられるくらい簡単です ↓
『浸水させた後のお米の体積と、同量のお水を加えればいいだけ』
つまり、ざるあげした浸水後のお米を適当なカップに軽く押さえて入れ、何杯になるかを計りながら土鍋に入れます。それから、同じ量の水を土鍋に加えれば水加減はOKです。
10分くらいで沸騰する火加減で火にかけます!
鍋底が濡れた状態で強火にかけると、土鍋が割れることがあるので注意してください!
火にかけてから短い時間ですぐに沸騰してしまうと、ごはんの甘みが引き出されないので、鍋の中が10分くらいで沸騰する火加減に調整するのがコツです。
※炊きはじめの火加減は、4合以上なら強火で、3合より少なければ中火からはじめるのが目安。
沸騰したら弱火に落として15分で炊きあがり!
15分たったら蓋を開けてみて、鍋肌に水が残って、ブクブク沸騰していないかどうかを見て判断します。
- ちょうど水分がなくなっていたら … 蒸らしのために30秒程度火を強火にしてから、蓋をして10分蒸らします。
- まだ水分が残ってブクブクしていたら … 弱火のまま、水がなくなるまで追加で火にかけます。水がなくなったら、蒸らしのために30秒程度火を強火にしてから、蓋をして10分蒸らします。
炊けた後の蒸らし作業でお米がふっくらしたごはんが完成です!
おなかがすいている時の“蒸らし10分”はつらい時間ですが、ふっくら粘りのあるごはんにするには必要な作業なので我慢が必要です。炊きたてのごはんはそれだけで満足できる美味しさです!!
甘くてふっくらしたご飯は、炊飯器にはない美味しさ。冷めてからももっちりして美味しいのも特徴です。ご飯を土鍋に入れたまましばらく置いておく時は、硬しぼりの布巾を土鍋と蓋の間にはさんで、水滴がご飯に落ちないようにしておきましょう。
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