やんばるの景色を楽しむ

さて、話をドライブに戻しましょう。国道58号線を北上していくと、本部半島を過ぎた辺りから走る車の数もぐっと減り、左手に海を眺めながらの静かなドライブコースとなります。この辺りまで来ると、眼前に広がる景色がそれまでとずいぶん変わったものになってきていることに気づくはず。

北へ車を走らせるほどに、沖縄らしいトロピカルな海岸の景色は遠ざかり、代わりに目にするのは黒い岩肌が荒々しく突き出した風景。右手には山々が連なり、空を背景に起伏にとんだ峰が滑らかな線を描いています。そして左手に 続く海岸線には静けさの中に力強さが宿り、その山海の風景に恩名村や読谷村で見てきた同じ沖縄の海かと驚くはずです。


やんばるの見所あれこれ

パイン

道の駅おおぎみには大宜味村の新鮮なフルーツが並びます

ドライブ途中に立ち寄ってほしいのは、国道58号線上にある道の駅おおぎみ。国道にポツンと佇むここ道の駅おおぎみには、大宜味村で穫れた新鮮な野菜やフルーツが並び、2Fには山原日和というカフェもあります。道路を挟んだ向こう側には人影のない海岸が広がっているので、ちょっとした休憩によいでしょう。
カフェ山原日和

道の駅おおぎみの2Fにあるカフェ山原日和

道の駅おおぎみから少し北上したところに、芭蕉布の里として知られる嘉如加があります。色芭蕉の植え付けから栽培、20以上にも渡る織りや染めの行程など、一反の布が折り上がるまで4年もの歳月が必要な芭蕉布。さらりとした手触りと、沖縄の太陽によく似合う日だまりを思わせる生成りの風合いのこの布は、今では高級品としてとても手が出ませんが、ここ嘉如加では職人たちが伝統の技法を守り時間をかけてひとつひとつ布を織り上げています。
芭蕉

芭蕉とはバナナの木のこと。芭蕉布は糸芭蕉を使って織られる沖縄の伝統的な織物

芭蕉布に興味がある人は、ぜひ芭蕉布会館に立ち寄ってみてください。また、集落からほど近い七滝も、手軽に見られるやんばるの滝としてオススメです。お天気がいい日であればオクマビーチへ寄ってみてください。もともとこの辺りのビーチは沖縄本島の中でも格段に美しいため、米軍の保養地となっているので私たち日本人は立ち入りができないのですが、JALプライベートリゾートオクマビーチならそのビーチの美しさを楽しむことができます。真っ白な砂が広がるオクマビーチでしばしリゾート気分を楽しんでみるのも楽しいもの。
やんばるクイナ

やんばるの道をドライブしているとあちこちで目にするやんばるクイナに注意!の標識

オクマビーチの先の集落を過ぎると、道はいよいよ本格的なやんばるへ。「やんばるクイナに注意」の標識を見ながら、鬱蒼と木々が枝を伸ばす山里をぬって北上を続けます。旅行者が目指すのは沖縄本島最北端となる戸岬。この辺戸岬からは晴れて空気がクリアな日には左手に伊是名島、伊平屋島、そして北には与論島や沖永良部島を眺めることができます。すぐ近くの茅打バンタからはダイナミックな絶景が楽しめます。

バンタとは沖縄の言葉で崖のことで、高さ70~80mの断崖絶壁から真っ青に輝く海面を覗きこむことができる絶景ポイントなのです。時間がある人は熱帯カルスト地形の奇観が並び、またパワースポットしても知られる大林山公園内のトレッキングをオススメします。やんばるの大自然の織りなすダイナミックな景観を堪能できるはず。
辺戸岬

沖縄本島最北端、辺戸岬からの眺め。ダイナミックな海岸線を望む

■道の駅おおぎみ
住所:沖縄県国頭郡大宜味村字根路銘1373
TEL:0980-44-3048
営業時間:9:00~18:00
地図:Yahoo!地図情報

■芭蕉布会館
住所:沖縄県大宜味村字喜如嘉454番地
TEL:0980-44-3033
営業時間:4月~10月 10:00~17:30 11月~3月10:00~17:00
日曜日、旧盆、年始年末休み
地図:Yahoo!地図情報

■七滝
地図:Yahoo!地図情報

■オクマビーチ
住所:沖縄県国頭郡国頭村字奥間
地図:Yahoo!地図情報

■茅打バンタ
地図:Yahoo!地図情報

■辺戸岬
地図:Yahoo!地図情報