キッチン/キッチン選びの基礎知識

「男のキッチン」をデザインする(3ページ目)

昨今、「男のキッチン」が大ブレイクだ。しかしどの特集をみても、オールステンレスで作ったキッチンや、中途半端な機器で構成されパフォーマンスの魅力が感じられない。今回提案するキッチンは究極のハイエンドキッチンをつくるためのノウハウだ。

執筆者:黒田 秀雄

究極のハイエンドキッチン
男のキッチンをデザインする

8:ワークトップの新素材として、ここ数年人気が高まったのがクオーツストーンと呼ばれる水晶を混成させてつくるエンジニアリングストーンだ。天然石の質感を持ちながら水の浸透がなく、抗菌性にも優れているのでキッチンのワークトップ材として最適な素材でもある。
スペインのサイルストーン、イスラエルのシーザーストーン、イタリアのオキテなどがしのぎをけづりあっている。どのような素材を選ぶかがキッチンデザインの要ともなるので、充分に比較検討する必要がある。

9:アメリカコーラー社の鋳物ホーローシンクは、美しい色の優しい質感とその優れた使用感が魅力。日本のシンクにみられないフロントエプロンタイプのシンクは見かけ以上に使いやすい。
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KOHLERフロントエプロンキッチンシンク(陶器製)


 
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KOHLERフロントエプロンキッチンシンク


 
10:シンク下には、バイオ式生ゴミ処理機のシンクピアを組み込み。キッチンの生ゴミ処理は永遠の課題だが、大きな骨や卵の殻、牡蠣などの貝殻など以外の生ゴミは信じれないくらい綺麗に消えてなくなる。ディスポーザーとは違って音も静かで環境機器と呼べる新しいキッチンの必須機器だ。
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SINKPIA・バイオ式生ゴミ処理機


 
11:3,500mm×1,200mmの大きなアイランドキッチンのワークトップとフラットに納めたダイネットカウンターはブレックファーストカウンターやティータイムテーブル以外に、男の料理を家族や友人たちに披露するパフォーマンスカウンターだ。50ミリ以上の厚みの堅木の無垢材を使いたい。

12: アイランドキッチンに組み込むと重宝するのがアメリカVIKING社のアンダーカウンター引出し式冷蔵庫。男のキッチンには欠かせない機器の一つだ。
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VIKINGアンダーカウンター冷蔵庫24inch


 










13:スウェーデンASKO社の食器洗い機はこれからのキッチンに欠かせない必需品。容量が大きいので大量の食器や調理道具が一度に洗える優れもので食卓から下洗いなしで直接食器洗い機に入れて綺麗に洗い上げるパワーは世界基準以上のパフォーマンスを見せてくれる。
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ASKO食器洗い機


 
14:600mm×750mmで100mm以上の厚みの堅木の集成材トップで作ったブッチャーブロックのワゴン。似たようなものがIKEAにもあるがもう少し幅が欲しい。補助調理台としても使いやすくて男のキッチンで大活躍する。

15:600mm×750mmで30mm以上の厚みの純白の大理石ビアンコカラーラトップの調理ワゴン。冷たいワークトップはパイやケーキ作りに欠かせない。パン生地やうどん生地をつくるには別に1200mm角30mm厚のヒノキやシナの無垢板を使いたい。この板の収納場所を考えておくことも大切だ。
©Dec.2011 Copyright HIDEWO KURODA KITCHEN SYSTEM LABO.INC.
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