子育て事情/キラキラネームは是か非か

キラキラネームの謎は解けたでござる! がしかし

カワサキさんとの往復書簡2通目。カワサキさんによる鮮やかな考察によりフジワラの抱いていた謎はあっさり解けた。が、しかし一筋残る「ある問題点」その解決法は……

藤原 千秋

執筆者:藤原 千秋

家事・掃除・子育てガイド

赤ちゃん

考え出せばキリがない、名前の話


前略 カワサキさま

早々のお返事ありがとうございました。なるほど「愛」「漢字教」そして「コンプレックス」がキラキラネームに通底する土壌であると……なんと慧眼……。およそコーヒー2リットルをがぶ飲みしながら拝読、再度考え込みましたです。

そう、差別用語や下ネタ。特に差別用語には近年あまりメディアで表立って使用されなくなった言葉も多いせいか、案外目にするんですよね……名前で。

そういった言葉と同じ名前の場合、やっぱり大きくなってから揶揄されやすかったり、馬鹿にされてしまったりということから、なかなか逃れられないかもしれません。

また、外国語で隠語になってしまう語という罠も結構あると思います。うーん、考え出せばキリがありませんが、英語にそういう音の言葉がないかどうか程度のチェック、グローバル社会においては必須なのかもしれませんね。

ただ……白状してしまうと、「別にキラキラでもいいじゃん」なんです私(って今さら!)。だって、昔の人に多かった「もう女の子はイラナイ、おしまい」みたいな捨て鉢な名づけに比べたら、多少訳のわからん当て字くらい、なんの害も罪もないという気がするんです。

ただそれは、やっぱり「他人事」では。

近い身内、例えば妹や娘が、「キラキラネーム」を赤ん坊に名づけようとしたら? やっぱり全力で阻止してしまうんじゃないかなあ。というか「一緒に考えよう!」とか提案してしまいそう(笑)。「三人よれば文殊の知恵だよ!」とかって(迷惑?)。

それは、やっぱり愛しいもの(人)の呼び名を考える行為自体が、とても楽しいことだからなのでしょうね……。

かしこ


※次回の往復書簡は1月10日更新です。お題は「子育ての『普通』って何?」。お楽しみに!

>> 合計4通の往復書簡「キラキラネームは是か非か」全書簡一覧はこちら
>> チビタス「赤ちゃんの名づけ最新事情」特集へ


記事のご意見・ご感想をお待ちしています! こちらから投稿をお願いします。

【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で子育て関連の書籍を見るAmazon で子育ての書籍を見る
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます