住まいのプロが提案「イエコト」/納得できる『住まい選び』のレッスン

ありがちな住宅の衝動買い 後で後悔しないために(2ページ目)

賃貸、分譲、定期借地、注文、マンション、一戸建て、コレクティブハウス、タワーマンション、京町家、都心、郊外ニュータウン、里山など……私は、社会人になってから15回転居し、16軒の家に住んだ経験があります。私と一緒に“自分の住みたい家のイメージづくり”について考えてみませんか?

大久保 恭子

執筆者:大久保 恭子

これからの家族と住まいガイド

衝動買いで後悔しないためには 

でも、一度マイホームを持つと、転勤でもない限り、子供が独立するまでの間、ほぼ20~30年の長きにわたって住み続けることになります。新居では全てが物珍しく、我が家に対する関心が俄かに高まります。すると、あれ?こんなはずではなかった、と思う箇所がいくつも浮上してきます。しかし、後悔したところで、すぐに自宅を処分して転居するわけにはいきません。

自分に合った住まいに巡り合うには、第一に自分や家族の暮らし方とその暮らしにあった住まいの条件を明確にしておくことがまず求められます。そして第二に、世の中で販売されている住宅の状況を把握し、自分の資金力に見合った所有形態、住宅の立地、住宅形態やデザインの種類、設備・仕様の種類やグレードなどの概略も把握しておくことが必要です。様々な住宅を、我が家の条件に照らし合わせてみた上で、一番合致するものを選ぶことが自分らしい住まい選びだとしたら、この2点ができてはじめて、自分らしい住まい選びの基盤が整うのです。

とはいえ、住まいは衣類のように、トッカエヒッカエ、色々なデザインやスタイルを試し、失敗を重ねて自分流の服装体系や着こなしを確立することは難しく、経験にも限りがあります。そこで、これから3か月かけて住経験が乏しくてもできる、自分の住みたい家のイメージづくりについて考えていきたいと思います。

因みに私は仕事の関係もあり、社会人になってからこれまでに15回転居し、16軒の家に住んだ経験があります。賃貸、分譲、定期借地、注文、マンション、一戸建て、コレクティブハウス、タワーマンション、京町家、都心、郊外ニュータウン、里山など、様々な住体験をしてきました。こうした経験も適宜お伝えすることで、自分らしい住まい選びのお役に立てたらと思います。
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