エスニック料理/おすすめ中南米料理店

南米料理 「コスタ ラティーナ」…駒場(4ページ目)

渋谷の喧騒を離れた場所に、深夜まで営業する骨太なラテンアメリカ料理店がある。近年、アルゼンチンの国民的料理「アサード(炭火焼)」が登場し、さらにパワーアップした。

佐藤 わか子

執筆者:佐藤 わか子

世界のおうちご飯ガイド

この冬食べたい! 体が温まるアンデスのシチュー

アンデス地方のラムシチュー

ラム好きはぜひ! 冬に欠かせないアンデス地方のラムシチュー「プチェロ デ オベハ」」

羊好きからぜひともおすすめしたいのは、「プチェロ デ オベハ(アンデス地方のラムシチュー)」だ。アルゼンチンの田舎で食べられる、冬ならではの料理である。味つけは基本的に塩のみだと聞いていたのだが、羊肉をかみしめると、何かが違う。オーナーに聞いてみると、これにも、おいしくなる“ヒミツ”が隠されているという。やっぱりね。思わず大きくうなずいてしまう1品であった。

また、料理人はコロンビア人なのだが、週替わりのメニューには、レアなコロンビア料理などがお目見えするので、こちらにも注目したい。

移民国家であるアルゼンチンならではの料理

アルゼンチンワイン

アルゼンチンは有数のワイン産国。アルゼンチン産ワインが豊富に揃う。

アルゼンチンは移民国家。イタリア、スペイン、フランスなどさまざまな国の料理が定着しており、本格的なパスタやピッツァも食べられるという。同店でも自家製手打ちパスタを提供する。大井町で4年、駒場で7年営業する同店が、長年比較的若い年齢層にも支持されてきたのは、このように、メニューの幅が広いところにもあるのだろう。

ラテンアメリカというと、トロピカルなイメージがあるかもしれないが、赤道に近い地域もあれば、気温が低いアンデス山脈のような高地もある。アルゼンチンの南部ともなれば、南極にほど近い地域もあるほどだ。

そんなラテンアメリカ全般の料理を出す同店では、12月末、寒いこの時期に欠かせない南米の鍋が登場するという。なんとこの鍋、黄色い唐辛子をベースにしているそうなのだ。う~ん、これには食指が動くなぁ…。食べたい!

前述の通り、「コスタ ラティーナ」には、数々のセクレート(ヒミツ)があるのだが、最後にひとつ触れておきたいセクレートドリンクがある。

知る人ぞ知る“通”のドリンク「マテ茶」

マテ茶

南米の生活を支える 「マテ茶」

それは、「マテ茶」だ。マテ茶は、アルゼンチン、ブラジル、パラグアイのひとたちが、なにかにつけてよく口にするお茶なのだが、ここでは、現地流の飲み方で提供している。食後にほっとひと息つきたいときは、ぜひ店員に声をかけてみるといい。きっと、現地にいる気分に浸れるはずだ。

「コスタ ラティーナ」は、営業時間がなんと翌3時(ラストオーダー)までなので、まずは、ちょっとつまめるバー感覚で利用してみてはいかがだろうか。店を後にする頃には、「今度はがっつり食べにいこうかなぁ……」なんて思うのでは? 当時のワタシのようにね。

■南米料理&地中海料理 「コスタ ラティーナ」
住所:東京都目黒区駒場1-16-12
TEL:03-5465-0404
営業時間:火~土 18:00~3:00L.O.
日 12:00~15:00 18:00~3:00L.O.
定休日:月曜
地図:Yahoo!地図情報

オフィシャルHP:南米&地中海料理 「コスタ ラティーナ」
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※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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