エスニック料理/おすすめ中南米料理店

南米料理 「コスタ ラティーナ」…駒場(2ページ目)

渋谷の喧騒を離れた場所に、深夜まで営業する骨太なラテンアメリカ料理店がある。近年、アルゼンチンの国民的料理「アサード(炭火焼)」が登場し、さらにパワーアップした。

佐藤 わか子

執筆者:佐藤 わか子

世界のおうちご飯ガイド

1階から屋上まで利用度が高い店内

さて、店は、渋谷の喧騒を離れた一角。京王井の頭線の神泉駅と駒場大前駅の間にある。山手通りと淡島通りが交差する松見坂交差点から1~2分ほど歩いたあたりだ。渋谷からタクシーでもいいし、徒歩であれば、駒場東大前駅から5分ほど。

店内

ラテンアメリカのリゾートを想わせる店内

同店は、外観を目の前にしただけで、店名の“コスタ(海岸)”が意味する通り、心地よい風がそっと肌にふれるような、開放的かつ快適な空間が広がっているのが感じとれる。

店内に入れば、バーカウンターにテーブル席が少し。「あら、意外と狭いのね、バーのようだわ」なんて思われるかもしれない。が、階段を上ってみよう。

2階はオープンキッチンが眼前に広がり、キッチンをショーのように眺められるテーブルが数席。3階は大型スクリーンがドドーンとあり、スポーツ観戦などができるようになっているパーティースペース。そして、屋上はテラスになっており、爽やかな季節ともなれば、ここでアサードに食らいつくのは最高だ。とまあ、こんな贅沢な空間を収容しているところも、この店の特筆すべき点だろう。

アサードはオーナー自らが作った空間で焼き上げられる

アサード(皿)

見よ!この迫力を!これでなんと2人前。骨付きの牛肉、皮つきの豚肉、骨付き鶏肉、チョリソにチーズ(豚の血の腸詰の場合も)などがつく。

アサードだが、注文すると、オーナーが手作りしたという屋上のアサード専用グリルで、じっくりと焼き上げられる。

骨付き牛肉、皮つき豚肉、骨付き鶏肉に自家製のチョリソ。さらには、この日は、日本ではこの店でしか食べられないという、アルゼンチンの希少なチーズが(チーズはしばらくあるようですよ!)。コチラもじっくりと。ちなみに、通常は、自家製豚の血の腸詰“モルシーリャ”がつきます。

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