デジタルカメラ/おすすめデジタルカメラレビュー

リコー GR DIGITAL IV(2ページ目)

リコーの「GR DIGITAL IV」は高画質・高品位のコンパクトデジカメの代名詞ともいえるGR DIGITALシリーズの4代目。CCDやレンズといった光学系関連はほぼ同じ構成のままだが、待望の手ぶれ補正機構が搭載されたことで、感度を上げずに暗所でも撮影できるようになった。実写画像と併せて購入の参考にして欲しい。

清水 博之

執筆者:清水 博之

デジタルカメラガイド

ハイブリッドAF搭載で進化したオートフォーカス

レンズ右上のAFセンサーのおかげでAF速度は一眼レフクラス

レンズ右上のAFセンサーのおかげでAF速度は一眼レフクラス

レンズに向かって左上にあるAFセンサーを搭載したことで、オートフォーカスの確度、そして速度が前機種であるGR DIGITAL IIIよりも進化。デジタル一眼レフクラスといっても過言ではないほどだ。ここは大きな注目ポイントとして挙げておきたい。

このAFセンサーはマクロ撮影時には関与していないとのことだが、マクロ撮影でも明確に速くなっている。以前はピントが行って戻ってを繰り返してようやく合焦といった感覚が、1回の前後で合焦といった感じ。この速度だけでもGR DIGITAL IVにする意味があるといえるほどだ。

 

変わらないからこそすごい光学周り

レンズ、CCDは前機種のGR DIGITAL IIIと同じものが採用されている

レンズ、CCDは前機種のGR DIGITAL IIIと同じものが採用されている

1000万画素のCCDや、28mm相当/F1.9のレンズなどの光学周りは、基本的に発売時期が2年前となるGR DIGITAL IIIのそれと同一のものが採用されている。これは前機種の時点で光学的には充分な完成度があったという証左でもあるのだが、あえて手を入れずに他の部分をブラッシュアップしてきたと考えるべき。ただ、ローパスフィルターという部品が薄くなっており、それによって解像感が増している。

 
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