オリンパス　PEN Lite E-PL3(2ページ目)

ミラーレスとは思えない程のAF速度

E-P3でも実現されていたが、E-PL3でも同様にオートフォーカスの速度が大きく改善されている。これまで「遅い」「ピント精度がイマイチ」という声の大きかったミラーレスデジタル一眼カメラだが、その常識を覆すレベルの速さだ。一般的な使用用途においてはデジタル一眼レフと大きく変わらないレベルにまでなっているといっても大げさではないはず。ただ、自分に向かってくるというような動く被写体を撮影は、まだ苦手のようだ。使用用途によってはユーザーを選ぶかも。

フリーアングル液晶でローアングルも便利

実はこの機能だけでオリンパスのマイクロフォーサーズ機を勧めることもあるのが、「アートフィルター」だ。現在では類似の機能は多くのデジタル一眼カメラに搭載されるようになっているが、やはり元祖ともいえるオリンパスのそれが一歩抜きんでている。個人的に気に入っているのはラフモノクロームとドラマチックトーン。PCなどで画像編集することによって似たような効果をつけることはできるが手間がかかる。この手間のあるなしは大きな違いといえる。

フリーアングル液晶でローアングルも便利

チルト式やバリアングル式の液晶ディスプレイを搭載している、していないでデジタルカメラの選択をするユーザーもいるほど、一度使うと離れがたい魅力を持っているのが、可動式液晶ディスプレイだ。特にローアングルで使うときに威力を発揮する。例えば子供やペットを撮影する場合、その視線の高さで撮影するとよい写真になるといわれるが、チルト式液晶ディスプレイはそれを容易にしてくれる。特にハイハイをはじめたばかりの赤ちゃんを撮影するには必須の機能だろう。