住宅設計・間取り/収納プラン

たった1畳が収納部屋にフル活用できる(2ページ目)

間取りを検討しているときは、限られた空間と欲しい空間との板挟み。そんなときこそ、小さな空間を活かすアイディアが必要です。広さへの思い込みを捨てて、大きな可能性を広げましょう。

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド


ポイントは奥行の浅い収納

広さ1畳に、書斎と収納の2つの機能を収めるには、それぞれの奥行がポイント。デスクとクローゼットを向かい合わせに配置して、両サイドの奥行を45センチで設定すると、中央には通路ぶんのスペースが残ります。そのスペースがあれば椅子に座ったり、モノの出し入れには十分です。
ウォークイン収納

小さなスペースだからこそ、仕上げの色や素材で遊んでみたい。正面の壁にフックで吊り下げ収納を

そしてデスク側には、プリンターや書類などを収納。クローゼットは奥行が浅いので、服が正面を向く方向でしまいます。丈の短い服であれば、ハンガー掛けのパイプを2段にすることも可能です。外出用の服や持ち物という目的が明確なら、無理に収納量を増やす必要はありません。

書斎兼収納がリビング・ダイニングの近くにあると、共働き家族や家庭で仕事をする女性には、無駄な動線が省けて時短にもつながります。作業中の書類が散らかっていても、無造作にカバンが置いてあっても、扉を閉めれば気になりません。扉をオープンにすれば、家族と一緒に過ごしている感覚も得られます。

たった1畳でも、間取りのなかで最適な位置にあるだけで、暮らしの快適度がグンとアップ。広さよりも場所にこだわって、収納プランを進めてみましょう。さらに3畳の広さがあれば、独立した部屋も創れます。
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