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効果テキメン!家計の矯正ショック療法(2ページ目)

家計を改善したいけれど、節約も、様々な家計管理方法もなかなかうまくいかなくて…でも、変わりたい!そんな思いを抱く方はとても多いもの。一度にすべてを改善できなくとも、気になる一点に注目し、がむしゃらに頑張ってみる「ショック療法」も、効果があります。例を踏まえ、その方法をご紹介します。

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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飲み会を控え、不要な交際費に気づいた例

効果テキメン!家計の矯正ショック療法

この飲み会、集まりは投資?浪費?使い方を考えれば、交際費も効果的に使える!

Aさん、男性(28歳・独身・会社員)は、「交際費が高い」ことを気にしていました。飲み会が多く、出費は気になるが飲むことも好きなので、どうしても出費がかさむといいます。この方には、家計簿ではなく、交際費の記録だけをつけるように薦めました。すると「何となくこれくらいかな?」と想像していたより、かなり多くの交際費を費やしていることに気付くことができました。それまで週に2~3回は飲んでいましたが、自分の浪費ぶりにショックを受け、それからは約1カ月の間、すべての飲み会を断ちました。

あえて自分を追い込んでみると、その方は必要な交際費とそうでないものがあるということがわかり、いかにダラダラとお金を使っていたかに気付いたそうです。
結果、交際費は縮減。3カ月経ったいまでは、自分でも納得できる範囲内に収めることができるようになりました。

携帯代も節約したい項目に

食費と同じくらい「高すぎる」と多くの方が思うのが携帯代。気になる方は、携帯代に絞って節約してください。携帯を持つのをやめるわけにはいかないでしょうから、料金を少しでも安くする方法を模索しましょう。最初は小さな取り組みでもOK。毎日使っていた携帯を、あえて使わないで過ごす日を作ったり、プラン変更をするのも有効です。

これまで気軽に使っていたメールをパソコンのメールに変えてみるということも考えましょう。いまは多くの方がパケット定額制を利用していますが、携帯メールをそんなに何通も送る必要がありますか?また、そんなに携帯でウェブページを見る必要がありますか?携帯代に絞って節約すると決めたら、「どうせ少ししか安くならないし」と決めつけず、何でもできることは取り組んでみてください。試行錯誤を1~2カ月も続ければ、だいぶ変わってくるという手ごたえを得ています。

自分の習慣を変えたいときに、この方法は有効

通常の生活とは違うことをしたり、多少の追い込み感を自分に与えたりすると、お金の価値観が変わることはよくあります。

私自身、7年近く前にたばこをやめました。もう当時のたばこの1箱の料金も忘れてしまったのですが、買ったつもりで透明瓶にたばこ代を貯金。禁煙自体がすごくつらく、家族を巻き込みながらの試練でしたが、1~2カ月ほどで何とか平気な状態に。そのつらさの裏腹に瓶にはお金がたまっている…。それからは、時々たばこを吸いたい気持ちになっても、お金を払って購入してまで吸う価値はないと思えるようになりました。毎日の数百円が、積もり積もると結構いい金額になることを知ることができたからです。

また、私はお金のことに限らず、対象を「時間」に置き換えても同じことをしています。たとえば「テレビを見る時間がもったいない」と思っていたら、一切見ないように自分に課すのです。すると、自然に空いた時間に何ができるのか、考えるようになります。ムダと思える時間を節約すると、仕事も家事もはかどり、新聞や本、インターネットでより情報収集ができて、家族と話す時間も増えます。疲れているときはたくさん睡眠をとって、元気をチャージできます。ムダな時間を削るだけで、こんなにもメリットがたくさん生まれる。そう考えると、面倒でも真剣に自分を追い込むことは、とても有意義な取り組みではないかと思います。ぜひ、皆さんもやってみてくださいね。

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