必見は新たな価値を創造したインテリア
前身の100から数えて7代目となるアッパーミドルサルーン。ボディサイズは全長4930mm×全幅1875mm×全高1465mm。高張力鋼板とアルミ二ウムを組み合わせたハイブリッド構造により、旧型より30kg軽量化されている
日本でのアウディといえば、どうしてもA4以下の、割とコンパクトなモデルが主力、というイメージが強くなってしまうけれど、ヨーロッパや中国、アメリカなどでは“その上”のモデルも大いに人気を博している。特にアッパーミドルクラスのA6は、A4と並んでブランドの屋台骨というべきモデルだ。
現行型は、アウディ100の時代から数えると7世代目である。
みどころは、アルミニウムや高張力鋼板などを適材適所に配した、新しい世代の軽量ボディ技術。アウディのテクノロジー的な訴求はいま、軽量化と効率化に集約されており、現代の自動車が抱えている最大の課題に真正面から取り組んでいるといえる。A6はさしずめ、そのひとつの節目となる果実であった。
最高出力204ps/最大トルク280Nmを発生する直噴2.8リッター、最高出力300ps/最大トルク440Nmの3リッター直噴スーパーチャージャーを搭載。デュアルクラッチトランスミッションの7速Sトロニックを装備する
アウディは、このA6、そして派生モデルであるA7、さらにはA8で、クルマを運転する空間=コクピットスタイルに、その機能性をまったく損なうことなく、新たな価値を造り出した。
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