アウディA5でクーペのある生活を

アウディA5
アウディから新しく登場するミドルクラスクーペ、A5。全長4.63m、全幅1.85m、全幅1.37m、ホイールベースは2.75mとなる

クーペのある生活が日本の自動車ライフスタイルシーンから“ほとんど”消えてしまって久しい。今や国産車でまともな2ドア4シータークーペといえばスカイラインとGT-Rのみ。絶滅危惧種である。

その昔('80年代のことだ)、セダンがまだファミリィカーの中心であり、“いつかはクラウン”という判り易い目標のもと、3ボックスタイプの4ドアサルーンがジャカスカ売れていた頃(トヨタのハイソ系だけで年にン十万台売れた年もあった!)ならば、巷に溢れたカタチとの差別化という意味でもクーペの存在理由はあったのだろう。若者のクルマ離れが直接、今のクーペ離れに繋がっているとは単純には思えない。

ミニバン(=ファミリィカー)全盛の今、人とは違うという選択肢はせいぜい同じ背高族のSUVであり、背の低いクーぺをあえて選ぶ(=スペシャリティ)という理由が乏しいのかも知れない。格好いいの基準も、ひょっとして変わりつつあるのだろうか。(そういえば幼稚園児の描くクルマが食パンのようになって久しい)

アウディA5
ブラックで強調されたリヤディフューザーと、両脇のエキゾーストパイプが特徴的なリアスタイル

そんなことを考えながら、アウディから新しくリリースされたミッドサイズクーペ、A5に見入る。今日から“ほんのしばらく”の間、付き合うこととなった。私は自他ともに認める2ドアクーペ好き。これまで数多くのクルマに乗り継いできたけれども、ドアが4枚あったのは1割に過ぎない。クーペに関する目は肥えている方だと思う(イマドキ、これだけクーペに乗るヤツもおらんしね)。果たして、A5は私に何を訴えかけてくれるのだろうか。

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