食事をなるべく一緒にとる

食事の時間がコミュニケーションを取る絶好の時間となるとしても、家族がそこで揃わないと話ができません。父親が仕事で不在がちな家庭では、母子のコミュニケーションは取れたとしても、父親はカヤの外という事態になりかねません。

家族が仲良くしていくためにはお父さん側にも努力が必要で、毎日とは言わなくても、例えば水曜日はノー残業デーと称して早く帰宅するといった行動実践が必要なのではないでしょうか。今は個々が尊重される時代ですから、それぞれが「食事時には家に帰る」と意図的に努力をしないと家族の団らんをするのは難しいでしょう。

リビングセットにこだわらない

リビング・ダイニングの中央に180センチ×90センチの大きなテーブルを置いた例。6人掛けても十分な大きさ。

リビング・ダイニングの中央に180センチ×90センチの大きなテーブルを置いた例。6人掛けても十分な大きさ。

現在は欧米にならったLDK型の住宅が主流になり、リビングにはソファーを、ダイニングにはダイニングセットを置かなければ、と思いがちです。

しかしリビング・ダイニングで10畳程度の広さであれば、両方置くよりも、リビングセットをあきらめて中央に大きなダイニングテーブルをドンと置くことをおススメします。

その方が空間的にもゆったりと、広く感じられるものです。

 

子ども部屋は居心地よくしすぎない

家族がたくさんコミュニケーションを計るには、子ども部屋を居心地良く作りすぎない方がよいでしょう。電話の子機やテレビ、ビデオ、パソコンなどは子ども部屋には置かず、子ども部屋は寝る場所と割切ってあまり広い面積を割り当てなくても良いのではないでしょうか。そうすれば自然とリビングやダイニングにいる時間も増えるでしょう。

昔の暮らしへの回帰

日本の一昔前の家屋は和室が中心で、廊下はなくふすまによって仕切られたつながった和室(続きの間)が多く、そのような空間の中で家族がお互いに気配を感じながら暮らしていました。

現在では欧米にならったLDK型の住宅が主流になり、廊下を介して壁とドアで仕切られた個室にいると、ほとんどお互いの気配を感じることができなくなってしまいました。しかし最近は、特に子ども部屋の配置はリビングから直接入る「リビングイン」形式が人気です。これはもしかして一昔前の暮らしに回帰しているのではないかと思います。

家族がそれぞれの気配を感じることができる間取りを選び、中央に家族が集まれる場として大きなダイニングテーブルと座り心地のよいダイニングチェアを置く。そのような仕掛けと家族それぞれの少しの努力があれば、家族の絆はきっと深まっていくことでしょう。

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