販促プロモーション/Webサイトの種類と活用のポイント

ランディングページの基本とポイント(2ページ目)

ランディングページは、閲覧者がネット広告などを経由して一番最初にたどり着くページのことです。コンバージョンを獲得するため、シンプルな構成のなかにも、さまざまなノウハウが凝縮されています。ここでは、ランディングページを作成・運用するうえでの基本的な知識や大切なポイントをご紹介します。

横井 孝治

執筆者:横井 孝治

介護・販促プロモーションガイド

ランディングページの構成要素

ランディングページの構成要素は、できるだけシンプルにしましょう

ランディングページの構成要素は、できるだけシンプルにしましょう

ランディングページの構成要素と注意すべきポイントは、それぞれ次の通りです。

1.メインビジュアル
ランディングページで紹介する商品やサービスのイメージを凝縮した印象的なビジュアルと、キャッチコピーを掲載。「この商品は他の商品とココが違う!」という独自のウリや、「この商品を購入すると、あなたはこんなに幸せになる」というベネフィットを、一目見てわかるようにまとめましょう。

また、ネット広告や検索エンジンから訪れてきた閲覧者に対して、同じビジュアルやキーワードを見せることで、早い時点での離脱を防ぐことが可能です。

2.訴求ポイント
商品やサービスの特長をわかりやすく整理。どうしても伝えたいポイントを3つほど選び、箇条書きなどでシンプルに見せましょう。さまざまな特長を伝えようとポイントの数を増やしすぎたり、長々とした説明文を掲載すると、閲覧者の集中力が続かず、逆効果になってしまいます。

「こだわり」「製法」「原料」「実績」「効果・効能」など、掲載すべき内容に決まりはありませんが、商品によっては表記に制限がある場合もあります。例えば健康食品を販売する場合、薬事法の制限から「効果・効能」を謳うことは禁じられています。

3.ユーザーの声・事例など
閲覧者の立場からすると、訴求ポイントを読んで「いいな」と思っても、「これは、あくまでも企業側の都合の良い話なのでは?」という疑念が生まれやすいものです。そこで、第三者の声を掲載することで、信頼感や安心感を高めることが可能となります。

「使って良かった」という一般ユーザーのコメントや具体的な活用事例のほか、可能であればその分野の専門家や有名人などを起用して好意的なコメントを掲載し、閲覧者の心をつかみましょう。

4.コンバージョンへの誘導
ランディングページの最終目的であるコンバージョンを獲得するための申し込みフォームへ誘導するためのバナーは非常に重要です。上記の2や3の区切りが良いところ数カ所に設置し、必ず閲覧者の目に止まるようにしましょう。

この際、内容の異なるバナーがいくつも掲載されていると閲覧者に迷いが生じ、コンバージョンが獲得しにくくなってしまいます。例えば「資料請求」と「相談申し込み」「お試しセット購入」などを1ページに混在させるのは厳禁です。コンバージョンは必ず1種類に絞り込みましょう。

また、お試しセットを販売する場合なら「今なら○%OFF」、資料請求させる場合なら「期間限定! ○○に役立つ○○読本を無料プレゼント!」など、今が大きなチャンスであることをアピールするのも重要です。

5.申し込みフォーム

購入や申し込みなど、直接的にコンバージョンを獲得する部分です。ここでは、必要最小限の項目だけを入力させるようにすることが重要です。

上記の1~4を通して、商品やサービスに対する関心を高めることができても、申し込みフォームの入力項目が多すぎたり、入力内容が複雑だと、閲覧者は途中で諦めてしまうことが珍しくありません。商品やサービスを提供するのに必要な情報だけを得るように設計しましょう。

6.その他の要素
個人情報保護方針や会社概要、特定商取引法上の表記などは、メインとなるランディングページとは別ページとして作成し、なるべく邪魔にならないようにしましょう。ただ、こうしたページが無かったり、いい加減な作り方だと閲覧者に不信感を与えてしまうので、デザインなどはランディングページのフォーマットを踏襲したものにすることをオススメします。

ある程度のクオリティの企業サイトやネットショップがある場合は、そちらの該当ページにリンクさせても構いません。

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