いざ契約!という段階になっても様々な悩みや疑問を抱くもの。その中でも契約金額が妥当なのか、もっと安くならないのか、など色々と考えてしまうものだ
そしていざ建築を決意し契約する(した)段階となったところで、「果たしてその契約金額(取得金額)が適正だったのか?」、「もっとお得に取得できたのではないか?」と思い悩んでしまうもの。これも当然のことであり、住宅を取得を目指す方には必ずついて回ることになります。
価格は住宅取得の永遠のテーマ?
ですから、私がまず申し上げたいのはできる限り納得できる材料を集め、慎重に検討ましょう、ということです。取得のために努力を尽くして納得できたのであれば、後に他のお得な情報に触れたとして住宅価格について納得でき、心が乱される度合いが少なくすむと思うのです。「後出しジャンケン」は好まれるものではない。それは住宅営業の面でも同様なのだが、実際には頻繁に行われており、それが住宅価格の不透明感を助長している
また良い住宅を取得できたのかということは、新築時だけでは判断できません。10年後、20年後、30年後に「いい住宅を建てていて良かった!」と思える場面がくるかもしれません。ですから、価格も含めて様々な角度から慎重な検討が必要になるのです。
さて、この住宅価格の問題について消費者の悩みを助長する行為に、「住宅価格の後出しジャンケン」というのがあります(これは私が考え出した言葉ですから、通常このように呼ばれているものではありません)。
後出しジャンケンが好ましくない行為であることは、誰もが共通してもつ認識だと思います。ですが様々な場面で遭遇するものですし、それは住宅取得のシーンだって例外ではありません。そこで次のページでは「住宅価格の後出しジャンケン」の具体的な内容と、どうそれに対処すればいいのかを考えてみたいと思います。