そもそも、即時決済取引とは何か?
株式の売買が成立すると、買方は売方に現金を支払、売方は買方に株式を渡します。これまでの取引所立会市場では、このやりとりに4営業日かかっていました。しかし、今回の即時決済取引であれば、約定と株式の受け渡しが同時に行われることになります。ということは、これまで1日に何度もできなかったデイトレードが、1日に何度でもできるようになったのです。しかも、信用取引ができるので、レバレッジをかけることもできます。資金効率を考えた場合、即時決済取引はデイトレーダーにとてもメリットがあることになります。
現物取引でも即時決済信用取引がスタートしているので、信用取引を使わない人でも、デイトレードはできます。
即時決済取引ができるのは、松井証券が選定した大阪証券取引所および基準取引所に重複上場している銘柄です。たとえば、東芝、パナソニック、ソニー、トヨタ自動車などです。現在は50銘柄ほどですが、今後は増えて行くのではないでしょうか。詳しい銘柄は松井証券のホームページで確認してください。
即時決済現物取引の手数料が無料になる
もちろん信用取引だけではなくて現物においても即時決算取引が可能です。そこで、これを記念して11月11日(予定)まで即時決算現物の手数料が無料になるキャンペーンを行なっています。もともと即時決済信用取引は手数料が無料ですが、現物は約定金額が100万円までが0円、200万円までが1,680円、300万円までが2,520円、それ以降は100万円増えるごとに840円が加算されます。
手数料が無料になったとしてもリスクがゼロになるわけではありません。特に信用取引の場合にはリスク管理をしっかり行う必要がありそうです。