テンデンスの見どころ
インテリア関係の国際見本市は、とにかく広い。テンデンスは「規模が小さめ」などと言われるのですが、それでも会場広さは13万平米(東京ドームの約3個分!)。なので、攻めるべきエリアをしっかり見極めるのが大切です。テンデンスの会場は、「魅せる」ことを強く意識したゾーンと、商品を数多く陳列することでビジネスチャンスを広げるゾーンとに分かれます。2011年には5万2000人もの人が訪れた国際見本市テンデンス。ライフスタイルを提案する“LIVING”、各種のクリスマスギフトを集めた “GIVING”にゾーン分けされ、さらに各種フォーラム・アワードの展示、デザインカフェ、インテリアのプロによるプレゼンテーションが目白押し。「魅せる」ゾーンとしてはLIVINGの8.0、9.0フロアが華やかで、よいデザインのものは目利きのバイヤー達が速攻で押さえていきます
質の高いデザインを求める世界各国のバイヤー、トレンドチェックのために来場するプレス関係者やインテリアデザイナーに人気なのは「魅せる」ゾーン。インテリアに興味のある一般の方も数多く訪れます。2011年のテンデンスでは、LIVINGゾーンのインテリア&デコレーションエリアは「魅せる」度合いが特に高く、賑わっていました。日本から出掛けるとすれば、バイヤーにしてもデザイナーにしても、このゾーンを重点的に回ることになるでしょう。
ちょっとゴージャスな邸宅系コーディネート
EICHHOLTZはオランダに本拠地を置く、家具や照明、インテリアアクセサリーなど様々なオリジナルアイテムをデザインする会社で、なんと、このブースに置かれているアイテムはすべて自社オリジナル
ヨーロッパでは有名なインテリアブランドの“EICHHOLTZ”は、ゆったりとしたソファに高級感のあるインテリア小物を組み合わせた、嫌味のないコーディネートが印象的でした。クラス感のあるコーディネートを成立させるコツは何かというと、インテリアアイテムの素材の選び方にあるんです。この写真をよーく見ると、気づくことがありませんか?
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