動画撮影・動画編集/おすすめビデオ編集ソフトレビュー

編集が簡単!Adobe Premiere Elements 10レビュー(3ページ目)

Adobeのビギナー向けビデオ編集ソフト、Adobe Premiere Elementsがバージョンアップし、「Adobe Premiere Elements 10」として登場した。今回は、搭載された新機能を中心に、その特徴をお届けしよう。今回のバージョンアップでは、編集した結果を「見せて楽しむ」という面での充実度が高い。

阿部 信行

執筆者:阿部 信行

デジタルビデオガイド

動画の色補正が簡単にできる新機能

ビデオカメラでの撮影では、ほとんどのユーザーが、オート設定で撮影しているのが実情だ。というのも、現在のビデオカメラはオート設定が非常に優れていて、撮影ミスすることなく、きれいな映像が撮影できるからだ。

といっても、ケースによっては、色がくすんでいたり、メリハリのない映像だったりする。こうした映像は、色補正することできれいに仕上げることができるのだが、プロ仕様のPremiere Proでも、色補正は手の掛かる作業だった。しかし、Adobe Premiere Elements 10では、これを簡単にできる2つのエフェクトが搭載されている。

ひとつが「自動トーン補正と自然な彩度」で、もうひとつが「3ウェイカラー補正」だ。このうち、「自動トーン補正と自然な彩度」は、ワンタッチで映像全体の色補正を行ってくれる。このとき、通常だと映像全体の補正を行うため、たとえば肌色などが不自然になりがちだったが、この補正機能では、肌色は自然のまま、よりきれいな色に補正してくれる。

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新しく搭載された色補正用の2つのエフェクト


たとえば、下の見本は、全体にハイライトな感じの映像だが、「自動トーン補正と自然な彩度」を一覧からドラッグ&ドロップすると、一瞬で色補正を行ってくれる。
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色補正前

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色補正を適用


なお、手動での詳細な補正もできるので、プロ版と同じレベルでの色補正も可能だ。
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手動で詳細に色補正も可能


また、「3ウェイカラー補正」では、特定の領域を選択して、色補正が行える。「3ウェイカラー補正」では、部分ごとの明るさの度合いが一目でわかるので、特定の部分だけの色補正を行うことができ、それ以外の部分には影響を及ぼさないで調整ができる。
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補正前の映像

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明るさの度合いが一目で確認できる

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補正を実行する

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特定部分の色合いを調整できる


写真にパン&ズームが簡単に設定できる>>

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