動画撮影・動画編集/おすすめビデオ編集ソフトレビュー

編集が簡単!Adobe Premiere Elements 10レビュー(3ページ目)

Adobeのビギナー向けビデオ編集ソフト、Adobe Premiere Elementsがバージョンアップし、「Adobe Premiere Elements 10」として登場した。今回は、搭載された新機能を中心に、その特徴をお届けしよう。今回のバージョンアップでは、編集した結果を「見せて楽しむ」という面での充実度が高い。

阿部 信行

阿部 信行

デジタルビデオ ガイド

デジタルビデオによって、誰でも動画が楽しめる時代になりました。たくさんの機種が発売され、手に取りやすくなった半面、自分にぴったりの機種を探すのが大変になってしまったのも事実。ライター暦20年以上で執筆書籍数は150冊以上。のガイドが、デジタルビデオの選び方、楽しみ方を分かりやすく解説します。

...続きを読む

動画の色補正が簡単にできる新機能

ビデオカメラでの撮影では、ほとんどのユーザーが、オート設定で撮影しているのが実情だ。というのも、現在のビデオカメラはオート設定が非常に優れていて、撮影ミスすることなく、きれいな映像が撮影できるからだ。

といっても、ケースによっては、色がくすんでいたり、メリハリのない映像だったりする。こうした映像は、色補正することできれいに仕上げることができるのだが、プロ仕様のPremiere Proでも、色補正は手の掛かる作業だった。しかし、Adobe Premiere Elements 10では、これを簡単にできる2つのエフェクトが搭載されている。

ひとつが「自動トーン補正と自然な彩度」で、もうひとつが「3ウェイカラー補正」だ。このうち、「自動トーン補正と自然な彩度」は、ワンタッチで映像全体の色補正を行ってくれる。このとき、通常だと映像全体の補正を行うため、たとえば肌色などが不自然になりがちだったが、この補正機能では、肌色は自然のまま、よりきれいな色に補正してくれる。

006

新しく搭載された色補正用の2つのエフェクト


たとえば、下の見本は、全体にハイライトな感じの映像だが、「自動トーン補正と自然な彩度」を一覧からドラッグ&ドロップすると、一瞬で色補正を行ってくれる。
007

色補正前

008

色補正を適用


なお、手動での詳細な補正もできるので、プロ版と同じレベルでの色補正も可能だ。
009

手動で詳細に色補正も可能


また、「3ウェイカラー補正」では、特定の領域を選択して、色補正が行える。「3ウェイカラー補正」では、部分ごとの明るさの度合いが一目でわかるので、特定の部分だけの色補正を行うことができ、それ以外の部分には影響を及ぼさないで調整ができる。
010

補正前の映像

011

明るさの度合いが一目で確認できる

012

補正を実行する

013

特定部分の色合いを調整できる


写真にパン&ズームが簡単に設定できる>>

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 6
  • 次のページへ

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます