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エイサーの楽しみ方(3ページ目)

近年ますます拍車をかけて盛り上がる沖縄の伝統芸能エイサー。空高くこだまする太鼓の音と一糸乱れぬダイナミックな演舞は、壮観でありながらどこかエキゾチックでないちゃーの心を魅了します。沖縄の若者たちが琉球衣装に身を包んだ姿はなんとも精悍で、エイサーを踊るその力強い美しさに思わず心が揺れる女子も少なくありません! そんな老若男女に人気のエイサーの魅力についてお話します。

小林 繭

執筆者:小林 繭

沖縄ガイド

エイサー、ちむどんどん

沖縄の言葉でエイサーを表現すると「ちむどんどん」という言葉がピッタリ。これは魂がドキドキするという意味で、エイサーは見る者の心を高揚させるということになります。この「ちむどんどん」は、一度でも生のエイサーを見た人なら絶対にわかる感覚。エイサーのあの高らかに響き渡る太鼓の音や、優美かつダイナミックな大演舞は、一瞬にして見る者の心をグッととらえる一種独特の高揚感に漲っているのです。見る側でこの興奮なのですから、演じる側はさぞかし血沸き肉踊るに違いありません。日本全国にエイサーに憧れてエイサーチームが存在するのもわかります。

このちむどんどん体験がまだ未経験な方はぜひ一度体験をオススメします。一番いいのはお盆の時期に沖縄に行って、道ジュネーを見物することです。この時期の沖縄は風に乗ってあちらこちらからエイサー太鼓の音が聞こえてきます。エイサーの太鼓の音に引き寄せられて集まった大勢の観客の表情を見ていれば、沖縄の人がどれだけエイサーが好きなのかわかるはず。

お盆の時期以外でも夏の間は沖縄各所でエイサーイベントが行われているので、滞在中にイベントがあればぜひ出かけてみてください。冷たいオリオンビールを飲みながらのエイサーは沖縄の夏の風物詩です。

2011年の大きなエイサーイベントで今から間に合うものなら、10月9日(日)に行われる八重瀬町青年エイサー祭りと、10月15日(土)16日(日)に行われる世界エイサー大会2011があるので、タイミングよく沖縄を訪れるという人は最高のエイサー体験となるはずです。

残念ながらエイサーシーズンに沖縄を訪れるのが難しいという人は、テーマパークなどの観光施設でエイサー体験をしてみてはいかがでしょうか。恩納村にある琉球村、南城市のおきなわワールドでは毎日エイサー演舞を見ることができます。

ここまで読んで、既にエイサー経験者なら間違いなく今すぐエイサーを見に行きたくなったはずだと思います。エイサー未経験者は次回の沖縄旅行こそがチャンスですよ! エイサーでまたひとつ沖縄の魅力体験を増やしてみてはいかがでしょうか。

■八重瀬町青年エイサー祭り
日時:10月9日(日)
場所:八重瀬町東風平総合グランド
問合せ:八重瀬町商工会 0989-998-4334

世界エイサー大会
日時:10月15日(土) 12:00~20:00
         10月16日(日) 11:00~20:00
場所:奥武山運動公園(陸上競技場、サブグラウンド)
入場 無料(有料席なし)
問合せ:世界エイサー開催事務局 098-867-2622
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