最初は輸入車として、ヒットを受けて国産車に

デュアリス フロント

グレードは基本2種類。Sと、その上にGがあり、それぞれに2WD/4WDが用意されています。上級グレードのGならキセノンライトとアルミホイールが標準装備となります

気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回は日産デュアリス(現行)を取り上げたいと思います。コンパクトなSUVといえばトヨタRAV4やホンダCR-Vがありますが、今や日本ではその人気が下火になりつつあります。しかし海外では依然としてこの2台は大人気で、その対抗モデルが長らくなかった日産およびルノーは、RAV4やCR-Vが3代目となっている2007年2月にようやくルノーキャシュカイを欧州で、また同年5月には同車を日産デュアリスとして日本での販売をスタートさせました。

当初は生産がイギリスのサンダーランド工場で行われていたため、日本では輸入車扱いでした。しかし発売1ヵ月半後の7月には受注が1万台を突破するなどスマッシュヒット。日本ではRAV4やCR-Vよりも売れるという状況です。このため2008年からは、九州工場でも生産するようになるほどでした。人気ゆえ中古車価格もまだ100万円を切りませんが、それでもデビューから4年が経ち、ようやく150万円以下で4WDモデルも選べるようになりました。

デュアリス   リア

日本とロンドンのデザインチームが共同でデザインしています。チーフデザイナーはシュワルツさん。そのせいか、欧州車っぽさを色濃く感じさせます。全長はエクストレイルより275mmも短いのに全幅はわずか5mm短いだけです

全長は、同じシャシーを使って後に登場することになる同社のエクストレイルより275mmも短く、ライバルのRAV4より20mm短く、CR-Vより205mmも短いサイズ。また同車が意識している欧州市場でいうと、同じCセグメントのVWゴルフ(旧型)より約100mm長いというサイズです。2WDと4WDがありますが、上記の1万台を受注した時点では2WDが56%、4WDが44%とほぼ半々の売れ行きでした。原稿執筆時点での中古車は2WDが約7割、4WDが約3割といったところです。

4WDシステムには日産お得意のオールモード4×4を搭載。数ヶ月後に登場するエクストレイルはその進化版である4×4-iを投入していることからもわかるように、デュアリスはあくまでシティユースが中心です。とはいえ、もとはスカイラインGT-RのアテーサE-TSがベースの4×4。オートモードにすれば走行状況に応じて自動的に前後のトルク配分を100:0~50:50の間で切り替えてくれるので、オンもオフも安心して走ることができます。

もちろんデュアリスの魅力はこれだけではありません。次ページでもっと詳しく見ていきましょう。