ニューリッチへの道/ニューリッチへの道

中古マンションとヴィンテージマンションの違い(2ページ目)

一般的に、マンションは経年とともに古くなり、価値が下がるものです。新築マンションでも30年も経つと、買った値段の半分以下でしか売れないのが一般的です。しかし、経年とともに価値が上がる物件があります。それは「ヴィンテージマンション」と呼ばれます。では、ただの中古物件とヴィンテージマンションを隔てるものは何でしょうか。

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

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1、歴史のある成熟した街にある

ヴィンテージマンションになりうるのは、歴史が古く成熟した街にあり、その地域でも1、2を争う利便性の高い場所にあることです。

子育て、教育、医療、ショッピングなどが高い次元で両立されており、文化の多様性との歴史の蓄積があり、数十年かけて形成されている街です。

公立学校の水準も高く、インターナショナルスクールや公園が近くにあり、外国人も多く住んでいます。欧米の外国人は、環境や利便性を重視し、川や池など「水」の近くも好みます。

そうした需要を狙い、高級な飲食店や美容院、エステサロンなどが集まってきます。独特のハイソサエティな雰囲気、洗練されたイメージが形成され、高所得者も集まってきます。

高額な物件でも売れるので、デベロッパーはお金をかけてゴージャスなマンションを作ります。周辺の人たちの羨望を集める物件が完成します。

歴史をひもとくと、かつて武家屋敷などがあった場所が多いようです。

2、地元のランドマーク物件で買いたい人が待っている

地元のランドマークとなっている物件や、そのエリアでナンバーワンと言われるマンションです。

たとえば地方都市でも、駅直結や駅前のタワーマンションなどは、地元住民なら誰でも知っていて、地元タクシーの運転手も知っているような物件なら、ほぼ間違いはありません。

こういった物件は、分譲時に即日完売するなど、地元でも話題になった物件が多いため、購入希望の待ち顧客リストができています。

利便性、クオリティ、見栄を、その地域で最も高い次元で満たす物件であり、「どうせ地元でマンションを買うなら、あれが一番いい」という評価になります。

これは、物件が建っている地元の不動産屋に行って聞けばわかります。
「あのマンション、もし売り物件があれば買いたいんですけど」と聞いたときに、「今は売りが出ていないんですよ~。希望されるお客様は多いんですけんどね」という反応が返ってくれば、かなり有望と言えます。
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