・御飯
御飯

御飯

中川一辺陶さんの土鍋を使った白御飯は赤出汁と香の物付きで登場です。
純白無垢な艶やかに輝く南魚沼(塩沢町)の米は、粒がしっかりと立っていて旨味(甘味)が高い! こんなに素直に旨いと感じられる白米はホント久しぶり。炊き上がりも完璧で、米粒に含まれている水分まで印象に残る味わいでした。

・水菓子と薄茶
水菓子

水菓子は2種

デザートは葡萄のゼリーと桃のシャーベット、カットした梨の3種類が盛り込まれたものと、アオサを練り込んだ麩饅頭の2種。葡萄・桃・梨、と今が旬のフルーツをゼリー・シャーベット・生と、フレンチのテクニックを駆使した3種類の調理法で併せたデザートは、料理長のチャレンジ精神とセンスの良さあればこそ。
麩饅頭

アオサ入りの麩饅頭

麩饅頭も餡子は手作りですし、アオサを混ぜ合わせるところがお見事! この組み合わせにはやられましたね。もっと食べたい!

料理・酒・器の三拍子抜群の一軒

お薄

お薄

今回、お昼のコースにも関わらず、その圧倒的なクオリティの高さと精密で玄妙な料理世界を魅せつけてくださった高木さん。毎月……いや、毎日の御苦労と工夫は大変なことだと思いますが、そのことについて尋ねると、「どんな素材もできるだけお出しする直前に調理して、一番美味しい状態で口に入れてもらえるようにしています」とのこと。

日本料理やフランス料理は手間暇の掛かった凝ったものを作ろうとすると、どうしても「作り置き」に頼ってしまいがちですが、出来る限り「作り置き」をせずに、「作りたて」に果敢に挑戦され続けているからこそ、これだけ人の心に残る素晴らしい料理になるのでしょうね。

日本酒も「十四代」を始め、料理に合わせやすいように常時25種類以上はラインナップされていますし、器使いのセンスはもちろん、豊富な器コレクションも魅力の一つ。

二ツ星を獲得された今、今後の方向性をお聞きすると、「絶えず工夫を重ね、変化は付けながらも、基本は古き佳き昭和の時代の『和の食』を守って行きたい」と、夢と決意を熱っぽく語られる高木さん。

交通至便のJR芦屋近くに、心にも身体にも優しい一流の和食店があることは、和食を愛する日本人として何とも言えぬ安堵感を覚えますね。


<DATA>
・店名: 京料理 たか木
・所在地:芦屋市大原町12-8
・アクセス:JR「芦屋駅」徒歩約5分
・地図:Yahoo!地図
・TEL:0797-34-8128
・営業時間:12:00~13:30(LO)、18:00~20:00(LO)
・定休日:日曜、第4月曜
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