金沢の観光・旅行/金沢の基本情報

金沢のボランティアガイド「まいどさん」

旅行の魅力はその土地の美味しいものを食べたり、特産品を買ったりとさまざまありますが、中でも思い出に残るのは現地の人たちと交流すること。といってもいきなり声はかけられません。そこでもってこいなのが金沢のボランティアガイド「まいどさん」。気さくな、そして勉強熱心なガイドさんたちに案内してもらうと、金沢の旅が一層心に深く刻まれるはず。そんな「まいどさん」の魅力をご紹介します。

執筆者:小林 万希子

金沢の観光ボランティアガイド「まいどさん」

まいどさんの背中

ユニホームは季節に合わせてポロシャツやジャンパーに変わります

金沢の観光スポットで見かける黄色の服の人たち。背中に「まいどさん」とプリントしてあれば、その人は金沢の観光ボランティアガイド「まいどさん」です。

「まいどさん」とは金沢弁で、「こんにちは」や「こんばんは」など人の家を尋ねるときに戸口で言う挨拶の言葉です。と言っても最近ではあまり日常に使っている人は見かけませんが、ボランティアガイド「まいどさん」の登場で、市民にも改めて親しみのある言葉となっています。

1994年から活動を始めて、2011年4月現在で「まいどさん」は約300人いますが、その70パーセントは60代、70代の人たち。金沢市の生涯学習の場「ボランティア大学校」で学び、観光についてのカリキュラムを修了しなければ「まいどさん」になれないのですが、この講座は人気が高く狭き門となっています。

まいどさんと金沢を巡るとココがお得!
「まいどさん」が大切にしているのは「おもてなしの心」。主役であるお客さんに気持ちよく、楽しく金沢を知ってもらうため、気遣いや勉強を忘れません。このため、観光客のニーズに合うように、希望のエリアを案内してくれます。しかも、普通の金沢市民が知らないいわゆるトリビア的な情報も織り交ぜてくれるので、面白さも倍増です。

さらに、今年(2011年)9月から金沢市では、「まいどさん」同伴だと市の文化施設(ただし入館料が300円のところ)の料金が団体割引の250円で入れるという制度を設けました(まいどさんはもともと無料です)。利用できる施設は、泉鏡花や室生犀星など三文豪の記念館や博物館など16か所です。

■まいどさんの申し込み
金沢市観光協会「観光ボランティアガイド係」
住所:石川県金沢市木ノ新保町1-1 金沢百番街内
tel:076-232-5555
fax:076-232-1170
※7日前までに電話かファックス、郵送での申し込み(メールは不可)
※案内に要する交通費や食事などの経費は要負担

  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます