テーブル・椅子/テーブル・机選び

木を愛でる 無垢材テーブルのあるインテリア(3ページ目)

ナチュラル感たっぷりの無垢材の家具には、憧れている方も多いはず。オーソドックスモダンでも和風のインテリアにも合う、天然素材の良さを生かした、味わいのあるテーブルをご覧ください。

執筆者:鈴木 理恵子

大きさと味わいで選ぶ 

無垢材のテーブル

大小様々な無垢材が並んでいるのが圧巻。これ以外にも旭川の工場のストックから選ぶこともできる。(画像:インテリアギャラリー ippon[一本])

ipponで扱っているのは「一本技」シリーズのテーブル。樹種はウォールナットとナラです。ギャラリーには、大小様々なテーブルの天板が並び、1つ1つ眺めてみると、それぞれに表情が違っていて見飽きないほど。自分の家には、どの木を連れて帰ろうかという気分になります。

「これらの木材は、節や割れ目があって家具には適さないとされてきた、いわゆるクセのある材なんですよ」とipponの斉藤さん。でも、豊かで過酷な自然の中で育ってきた木には、それぞれ味わいがあります。

工業製品とは違って、大きさや形状はばらばら。ギャラリーに置いてあるもので、大きさや木の雰囲気が合うものが見つからない場合には、旭川にある工場で希望に合うものをいくつかピックアップし、画像を送ってもらうこともできるそう。

無垢材のテーブル

中央部分に格子状の組子を接いだ美しいテーブル(画像:インテリアギャラリー ippon[一本])

天板の材料を決め、脚の形状も2種類から選択可能。テーブルトップは、一枚の板として使うほか、2枚に分けて接ぎ合わせるブック、中央に組子をいれるスタイルなども選ぶことができます。木材を選んでから、家に届くまでの納期は一か月半が目安だそう。

 


無垢材と長く付き合う 

無垢材のテーブル

上:ちぎりと呼ばれる材で接ぐ。これもテーブルの表情を作る

無垢材は、木の本来の姿ですから、割れがあったり節が抜けていたりする部分があるものが多いです。割れのある部分は、必要であればちぎりといって三角形が二つつながったような材を使って、木の割れ目を接ぐのです。

節の部分は、埋める場合もありますが、敢えて埋めずに木の表情として残すこともできます。「好き嫌いはありますが、この節が抜けた表情も自然らしくていいんですよ。」と斉藤さん。

 

無垢材のテーブル

一本技お手入れセットです。オイルは安全性の高いドイツ「リボス社」のものを使用(画像:インテリアギャラリー ippon[一本])

無垢材と付き合うにはそれなりの注意が必要です。木材の味わいを存分に残すにはオイル仕上げ(オイルフィニッシュ)がお勧めですが、その場合の注意点は、水分。コップや茶碗を置いたときの輪じみには要注意で、コースターを使うのが鉄則。お食事の時には、ランチョンマットやテーブルクロスを使って汚れをカバーする配慮も欲しいですね。

美しさを保つためには、時々、テーブル面にオイルを塗布するのもポイント。ひどい汚れの時にはサンドペーパーで削って修理することも可能なんですよ。

 


木は生き物。長年使っていると木の色も変わってきます。それも味わいでしょう。長く丁寧に、愛しんで使っていきたいですね。

【関連サイト】
インテリアギャラリーippon[一本]
木の家具に出会う インテリアギャラリー ippon[一本]
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