“修行になる結婚”と“幸せになる結婚”の違いって?
まわり道をしたからこそ、幸せになることも!
晩婚だからこそ、幸せになれた人もいます。先日、ある50代で結婚をされた女性が、こんなことをおっしゃっていました。
「昔の自分だったらとっくに離婚しているかも。色々と学んだあとに結婚したからこそ、うまくいっている」と。
その方は、独身時代に色々な恋をして、自立や優しさ、愛するということなどの本質を知ったからこそ、相応しいパートナーとも出会い、結婚後も幸せになれているのだと思います。
よく「結婚は修行」だと言われるものですが、それは、結婚してから学ぶことが多いからこそ、なお更そう思われるものなのでしょう。人生には学ばなくてはつまづいてしまうことがいくつかあります。「自立」「愛すること」「本当の優しさ」「心の強さ」など。
もしかしたら、それらはどのタイミングで学ぶか?ってことなのかもしれません。結婚後に学ぶ場合は、その結婚は修行になりやすいし、結婚前に学んだ人は、より幸せな結婚になる可能性も高いでしょう。だから、今、独身の人たちは、それを結婚前にきちんと学んでおくことで、より幸せな結婚が出来るものではないのでしょうか?
30代以上で独身の方は、結婚していないことにコンプレックスを持っている人もいますが、人生にはまわり道をしたおかげで、その後、幸せになれることが意外と多いものです。
仕事でもまわり道は大切!
先日、某人気女性雑誌の女性編集長さんを取材しました。その方は、美人だけど職人気質。「上から目線ではなく、常に読者と同じ立ち位置にいたい」と思っている、そんな素敵な女性でした。
実はその方は、新卒で出版社に入れず、OLになったのですが、何年かOLで働いた後、どうしても雑誌が作りたくてフリーライターになり、その後、出版社に中途採用されたそうなんです。入社後、彼女のセンスは高く評価され、編集長に抜擢され、雑誌の部数を1.5倍にまでのばしたそうです。
「すごく遠回りをしたけど、OL時代に、“女子の世界”を見られたのは、貴重な経験だった。はじめからマスコミ業界に入っていたら、分からなかったかもしれない」 とおっしゃっていました。
むしろOLを経験したからこそ、雑誌作りで大切なことを学べ、今の結果に結び付けられているのかもしれません。