狭小住宅/狭小住宅のすすめ

京都にある狭小住宅でもタップリ収納(3ページ目)

狭いからと収納を諦めていませんか? 狭いからこそ、快適な暮らしには収納が欠かせません。整理収納のプロが提案するスマート収納をご紹介します。

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド


段差を使って床下収納を

床下収納庫

550ミリリットルの缶がタテに収まる

「上賀茂の家」は高気密高断熱の住まい。床は杉板張りで、使うほどに味わいが深まる、快適で健康的な造りになっています。さらに、その床下を利用した収納がありました。

キッチンの床を、リビングダイニングよりも敢えて下げることで、ダイニングに座っている人との目線高に近付けています。そうすることで会話が弾み、コミュニケーションが深まるのが狙いだそうです。

そこにはもう一つ工夫があって、それが床下収納です。通常の床下収納は、一升瓶が入るくらいの深さがあるのですが、それでは深すぎて細かい食品が埋もれて困ります。その使いにくさを見越して、床下に浅い収納を考案。「日常の出し入れがしやすいと、ストックが無駄にならない」のがメリットだそうです。


玄関は下駄箱なしで広々と

玄関収納

間口を効率よく使った玄関収納

玄関には下駄箱がつきものですが、「上賀茂の家」にはそれがありません。なぜなら、「持ち物の一時置きはつくりましたけれど、玄関には花を飾るゆとりがほしい」からだそうです。

下駄箱の代わりに設けたのが、シューズクローゼットです。小さなスペースですが、下足のまま出入りできて、靴のほかにレインコートやスポーツ用品、ベビーバギーなどを収納。部屋まで持ち込みたくない、泥のついたモノや濡れたモノが収まってくれるので、帰宅した時の気がラクになります。

狭いからと諦めずに、最初の段階でしっかりと収納をプランしていきましょう。

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます