決済方法は幅広く揃えよう
購入者の半数以上が利用するクレジットカード決裁の導入は必須です
「なかなか売れない」と相談を受けたネットショップを実際にチェックしてみると、「銀行振込(先払い)」しか決済方法を用意していないというケースが少なくありません。
インターネットでたまたま見かけただけのショップに対して、いきなりお金を振り込むのに抵抗感を覚えない人は滅多にいないはず。手数料がかかったり、手続きが面倒くさかったりというマイナス部分があったとしても、幅広い決済方法を用意することは、購入者の選択肢を広げることに直結します。収益を生みやすいショップを作るためには、購入者がお金を払いやすい仕組みを作ることも重要なポイントなのです。
ネットショップでよく利用される主な決済方法と、その特徴は次の通りです。
1.クレジットカード決裁
ネットショップで収益を上げることを本気で考えるのなら、絶対に外せないのがこのクレジットカード決裁。ネットショッピングを行う人の半分以上(調査によっては7割以上)がこの決済方法を利用しており、クレジットカード決裁を用意しないということは、半数以上の見込客を自ら切り捨てることと同じです。初期費用やランニング費用のほか、決裁手数料などもショップが負担する必要がありますが、費用分以上のメリットはあると思います。
2.代引き決裁
商品と引き替えに配達員に代金を支払う代引き決裁は、ネットショッピングを行う人の2割程度が利用すると言われています。購入者からすると商品が届いたときにお金を支払えばよいので、商品が届かないのではないかという不安が無く、ショップ側からすると料金を回収し損ねるリスクが無いため、両者にとてメリットが大きい決済方法です。金額が大きな商品を販売する場合は、代引き決裁の際にクレジットカードを利用できるようにしておくと購入者に喜ばれます。
3.コンビニ決済
コンビニ決済はネットショッピングを行う人の1割程度、比較的若い人がよく利用する決済方法です。「先払い」と「後払い」の2種類がありますが、購入者の立場からすると後払いのほうがはるかに安心感があります。ただ、購入者に悪意があるか無いかにかかわらず、回収漏れのリスクは付きまといますので、どちらを選ぶかはよく考えましょう。
4.銀行振込
銀行振込は、法人および比較的年輩の方が利用する傾向があります。法人をターゲットとする商品を販売する場合は、銀行振込の利用が7~8割を超えることも珍しくありません。「先払い」と「後払い」の2種類がありますが、購入者の立場からすると後払いのほうがはるかに安心感があります。ただ、購入者に悪意があるか無いかにかかわらず、回収漏れのリスクは付きまといますので、どちらを選ぶかはよく考えましょう。
上記のほかにも「電子マネー」や「郵便振替」など、さまざまな決済方法があります。
どんな商品を売るのかによって適切な決済方法は異なりますが、1~4の決済方法はなるべく早いうちに導入することをオススメします。
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