リンカーンセンター／ニューヨーク

ニューヨークにおける芸術のメッカ！ リンカーンセンター

ニューヨークにおける芸術のメッカといえば、リンカーンセンター。その美しき佇まいもさることながら、上演されている世界屈指の芸術作品は名作ぞろい。訪れる際は是非、パフォーマンスを鑑賞することをおススメします。

リンカーンセンター概要

66丁目の総合アートセンターであるリンカーンセンターは、なんと、12もの芸術組織がホームを構える巨大な複合施設です。多岐に渡るプログラムで、29ものパフォーマンス会場・シアターを擁し、年間400あまりのイベントを開催。ニューヨークの街を文化的に支える要所なのです。

本拠地をリンカーンセンターに構える団体は、以下のとおり。

• The Chamber Music Society of Lincoln Center
• The Film Society of Lincoln Center
• Jazz at Lincoln Center
• The Juilliard School
• Lincoln Center Theater
• The Metropolitan Opera
• New York City Ballet
• New York City Opera
• New York Philharmonic
• The New York Public Library for the Performing Arts
• The School of American Ballet
• Lincoln Center for Performing Arts

ご覧のように、メトロポリタン歌劇場のほか、いくつものシアターやホールからなるリンカーンセンター。次の章では、観光客にも馴染み深いものをかいつまんで紹介していきましょう。

ジャズ・アット・リンカーンセンター

66丁目のメインエリアではなく、タイムワーナービルの上階に構えたジャズカンパニー。超有名トランペッター、ウィントン・マルサリスをアートディレクターに迎え、多彩なプログラムを提供しています。複数あるホールのほか、レストラン「ディジーズクラブ・コカ・コーラ」では、きらめく夜景と上質のドリンクを楽しみながらジャズを堪能できるエキサイティングなスポット。

メトロポリタンオペラ

来日公演で日本にもファンの多いメトロポリタンオペラですが、本場で観る公演は、とにかくチケットの値段が日本に比べて格段に安いんです！ 一番安いファミリーサークル席（6階）なら20ドルからで、最も高いプレミアム・センター席でも430ドルほど。来日公演チケットが数万円することを考えれば、かなりお手頃ですよね。ただし、演目のオープニング・ガラ（初日公演）はプレミアムがつくので、安くても55ドルからとなります。

ニューヨークフィルハーモニック

1842年の創設以来、レナード・バーンスタイン、ズービン・メータ、ローリン・マゼールとそうそうたる顔ぶれの音楽監督を迎えてきた楽団。2009年秋からは、弱冠40代の才気溢れるジョアン・ジルベルトが就任。海外からのソリストをゲストに迎えることもあり、豪華な編成で珠玉のハーモニーを奏でます。本拠地はリンカーンセンターで、プログラムによっては朝のリハーサルを公開。このチケットは15ドルからと格安のため、要チェックです！

ニューヨークシティ・バレエ

全米で最大の規模を誇るバレエ団の一つで、ロシアや南米から世界最高水準のダンサーたちが結集したカンパニーです。世界でも公演を行っているので、本拠地ニューヨーク、メトロポリタン歌劇場で行われる公演は、5月から7月の間の数週間。特に、チャイコフスキーの『白鳥の湖』は、彼らの名を世界に轟かせる代表的レパートリーです。また、クラシックだけでなくモダンバレエにも柔軟に対応しているところも特徴的。

＜DATA＞
■Lincoln Center
住所： West 62nd to 65th Street / Columbus to Amsterdam Avenue
TEL： 212-721-6500
アクセス： 66th Street - Lincoln Center駅からすぐ
営業時間、シーズンなどは各カンパニー、ホールによって異なるので要確認