コンパクトデジカメではピカイチ!
薄暗いシーンでもISO100で1/15秒のシャッターが切れるF1.8の明るさは頼りになります(画像クリックで実写画像表示)
i.ZUIKOとネーミングされたF1.8という明るく大きなレンズによって、高い画質、暗所に強く、高感度にもそれなりに強い。1000万画素のCCD、それも大きめの1/1.63のサイズと相まってコンパクトデジカメとしてはトップクラスの画質と言える。
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オリンパス XZ-1 実写画像
操作性
よく使うマクロにすっと入れない……
一部に使いづらい部分が残っているのが惜しい
コントロールダイヤルで露出補正ができるのは便利。ただ、全体的に少し使いづらいところもある。たとえばマクロに入るときに左ボタンを押す→左右で選択という2段階を踏む必要がある。マクロのままでも無限遠までピントを合わせられるので、マクロをよく使う人は常にマクロモードにしておくというのも手かもしれない。
アートフィルターで簡単レタッチ
Penシリーズと互換性のあるアクセサリポートを搭載しており、アクセサリやフラッシュが共有できる
Penシリーズでおなじみのアートフィルターが搭載されており、ワンタッチでさまざまなエフェクトをかけることができる。PCでのレタッチでも同じような効果を出すことはできるが、かなりハードルは高い。これが簡単にできるのだから、人とは違った写真を撮りたい人には嬉しい機能と言えるだろう。また、Penシリーズと同じアクセサリーポートを搭載。フラッシュや外部マイクといったアクセサリーが共用できるのは魅力だ。
ぱっと見は大柄に見えるが……
コンパクトデジカメとしては大きめだが、それでも可搬性は高いのは間違いないところ
コンパクトデジカメとしてみればそこそこ大柄ではあるが、画質とのトレードオフとして考えれば充分に高い携帯性を持っている。どちらかといえば大きさを比べるべき対象はコンパクトデジカメではなく、PenシリーズやNEXシリーズなどのミラーレスデジ一眼だろう。点数は3.5としたが、それ以上の携帯性があるとも言える。
ヘビーに使うのなら要予備バッテリー
バッテリーライフのCIPA準拠320枚は、普通に使うのであれば問題ないが、画質のよさ、取り回しのよさなどから、XZ-1はどうしてもヘビーに使うユーザーが多いと考えられるので、やや不安
CIPA準拠のバッテリーライフは320枚。普通の使い方であれば1日中撮影しても問題のないレベルだが、ヘビーユースにはやや心許ないといったところ。予備バッテリーをひとつ用意しておけば万全。USB経由で充電できるのもいい。ACアダプタよりも時間はかかるが、パソコンがあれば充電できるというのは大きな利点だ。
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