ワイド端F1.8という明るいレンズに裏打ちされた画質
明るいレンズのおかげでコンパクトデジカメとしては破格の背景ボケが楽しめる(画像クリックで実写画像表示)
とにかくワイド端でF1.8、望遠端でF2.5というi.ZUIKOレンズ、そして1000万画素に抑えた高感度対応のCCDの組み合わせによって高い画質を実現。高感度対応ではあるものの、画質を優先するのであればISO800まで。しかし、レンズが明るいことも相まって、ISO800でも1/100秒ほどのシャッター速度が確保できるので、それ以上のISOにすることはほとんどないだろう。
有機ELディスプレイでローアングルも安心
有機ELディスプレイなら、上から覗きこむ形でも問題なく撮影可能だ
有機ELディスプレイは液晶ディスプレイとは異なり、上下左右から見てもコントラスト損失が少ないのが特徴。ローアングルでの撮影でもディスプレイが見にくいということはあまりない。また追従性が高く、本体を動かしても被写体が流れてしまうということも少なくなっている。ただし撮影した画像を表示すると、実際の画像よりもかなり彩度が高くなっている傾向にあるので、他のディスプレイで見ると、色が変わって見えることもあるかもしれない。
アートフィルターで凄腕カメラマン気分
アートフィルターのひとつ、ラフモノクロームを使えば、簡単に雰囲気のある写真を作り出せる(画像クリックで実写画像表示)
ミラーレス一眼カメラのPenシリーズでおなじみのアートフィルターを6種類搭載。現在ではオリンパス以外にもこういった機能を搭載しているデジカメは少なくないが、その中でもオリンパスのアートフィルターは全般として使いやすく、また効果としても面白いものが選ばれている。たとえばドラマティックトーンで撮影すれば、どんな平坦な場所でも相当に面白い絵にすることができる。個人的には、ラフモノクロームの仕上がりが美しく、よく使っている。