土地購入/土地探しのポイント

これからの賢い人の土地探し

自分たちの要望を満たす土地を探すのは大変なことです。仮にそこでよい土地が見つかったとしても、地盤が悪かったり建築制限が厳しかったりと、なかなか思うようにはいかないのが土地探しです。そこでこれからは不動産会社にお願いして土地情報を集めるばかりではなく、もう少し賢く探すことです。その探し方とは・・・?

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

どんな地形よりもどんな建物をつくりたいか 

「こんな家を建てたい!」と誰もが夢をふくらませ家づくりをはじめます。しかしながらさまざまな条件や予算の問題もあり実際には難しいのが現実です。それでも何とかよい土地を手に入れようとして情報を集めます。仮に良い土地が見つかったとしても、いざ家づくりを考えたら地盤が悪かった、建築制限が厳しかった、南面の空き地に1年後にマンションができてしまったなど、土地探しは難しいものがあります。そこでこれからの土地探しは不動産会社にお願いして土地情報を集めるばかりではなく、もう少し賢く探すことです。その探し方とは・・・?



こんな人は土地探しで失敗する 

土地情報チラシ

土地情報チラシ

はじめに、次のような状態にあてはまる方は要注意です。

1.土地の契約前に参考平面図を見せられ安心している人
2.建物の価格をあまり考えていない人
3.建物のことをあまり考えていない人
4.土地と建物の予算配分を明確にしていない人


この中で1は特に注意が必要です。土地情報チラシには参考平面図が書かれていて、あぁこのくらいの広さの建物ができるんだと思うことでしょう。しかし実際に家をつくる段階でそれ程の広さがとれないことがわかることがあります。具体的には狭小地の木造3階建てなどに多いです。3階平面図に子供部屋6畳と書かれていたのですが、実際には北側斜線が当たり壁が斜めになっているために使えるスペースは4.5畳程しかない。また、木造2階建てでロフトに行く階段が固定階段で書かれていたのですが役所に収納階段は認めるが固定階段は認めていないなど指摘を受けることもあります。

時にはチラシの右下隅などに間取りは“行政機関の指導によって多少変わる場合もあります”などと書かれていることもあります。小さく書いてあることですが、これはとても重要なことです。やはりそのあたりは購入前にはっきりさせておくことが大切です。次に2です。建物の価格はあくまでも今までのデータやその会社での標準価格でしかありません。近年は設備機器や床・壁の素材にこだわりをみせる人が多く、コストアップする傾向にあります。そのあたりをある程度把握しておかないと土地の価格にばかりお金をつぎ込んで建物は安かろう悪かろうになってしまいます。



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