まずは下の図で、投資信託の全体像を確認しましょう。
一般的な投資信託は「国内籍」で「公募型」
投資信託は、設定されたのが国内か海外かによって「国内籍投資信託」と「外国籍投資信託」に分けられます。そして募集方法によって、「私募投資信託」と「公募投資信託」に区分されます。私募投資信託とは少人数の特定された投資家に販売されるもの、公募投資信託とは不特定多数の投資家に販売されるものをいいます。
最も一般的で広く利用されている投資信託は、国内で設定・運用されていて、誰でも購入できる「国内籍公募投資信託」となります。
形態で分かれる「契約型」と「会社型」
さらに分類を見ていきましょう。投資信託といえばたくさんの投資家から集めたお金をひとまとめにして、運用のプロが投資を行い、その収益が投資家に分配されるしくみの金融商品。そしてその形態には、次の2つのパターンがあります。契約型は運用会社と信託銀行が信託契約によって手を結ぶことで運営されます。
もう一つパターンは投資を目的とする投資会社が設立されるというものです。投資家は投資会社の株式を保有することで運用の成果を得られるしくみ。この形態のものは「会社型投資信託」とよばれ、日本ではリート(不動産投資信託)がその代表例といえます。
まだまだある分類法。次のページでは、投資対象による区分についてご説明します。