自動車保険はこうやって見直す!
車の維持費は年間で数十万円!少しでも固定費を減らしたい
気になるのはその維持費ですが、その中で削減しやすいのは自動車保険の見直しです。見直しのポイントをいくつか挙げると下記のとおりです。
〇車両保険の免責金額(自己負担)を引き上げる。
車両保険は自分の車の補償ですが、免責金額は「ゼロ」に設定されていることが多く、数万円の修理でも手出しをせずに保険金で補えることになりますが、実際には少額修理代のケースに保険を使うと、翌年以降の保険の割引等級が下がって保険料が高くなるので、結果的に保険は使わないというケースも多いです。
そうであれば、始めから保険契約も5万円までは免責などとしておくと、保険料は安くなります。
〇人身傷害補償保険と搭乗者傷害保険のダブりをなくす
上記の保険はいずれも事故の相手方ではなく、車に乗っている運転者や助手席・後部座席に乗っている人がケガをした場合に補償してくれる保険です。
人身傷害補償保険は基本的に実費補償。搭乗者傷害保険は定額補償です。性格は異なる補償ではありますが、車に乗っている人のケガの補償という観点では重複します。実費が賄えればいいということであれば人身傷害補償保険だけにすれば十分です。
事故の際には自分の人身傷害補償保険から、治療費の実費・自分への慰謝料・自分の休業補償や、示談で話し合いがついてなくても相手の過失割合分の保険金などが得られます。
〇保険会社を変える
ネットや通販系の保険会社は、各地に支店を配置しなかったり、代理店を経由しないものがほとんどで、その分、単純に社員の人件費などの経費がかからないため、保険料も安くなるという仕組みです。
事故の際の対応に不安というイメージを持つユーザーも多いため、ネット系損害保険会社では、逆に事故対応のきめ細かなサービスに力を入れているところも多いです。
従来の保険内容と同じ条件で保険料が3~4割安くなることも珍しくありません。インターネット上の各保険会社のサイトで見積りも簡単にできるので、トライする価値ありです。
マイホームの火災保険のチェックも忘れずに
火災保険も変化しています。火災保険にセットになっていた水害の補償を外せるようになっています。水害のリスクがないエリアにお住いの方は見直しをすることによって、保険料がかなり安くできる場合があります。家計に余力があるようなら、火災保険料を毎年の年払いにしている場合は、5年・10年・20年などの長期一括払い(地震保険は最長で5年)にすることで、保険料が数割安くできます。
一部の保険会社では、世帯にたばこを吸う人がいない場合に割引が適用されるものや、セキュリティ割引・オール電化割引など様々などもあります。
損害保険は付き合いも長くなる保険です。ちょっとした意識をもってアンテナをはっておけば、家計に占める保険コストも削減できます。
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