プライバシーをダダ漏れさせない「壁」の設定
機能が使いにくくなるだけではありません。知らない人と友達になるデメリットは他にもあります。1つは、ニュースフィードが見知らぬ人の近況で埋まってしまうこと。そうなると、面白くないばかりか、本当に欲しい情報が埋もれてしまいがちになります。
もう1つは、プライバシー設定がきかなくなること。Facebookでは、「友達」「友達の友達」「すべてのユーザー」という3つの「プライバシーの壁」を設けていて、壁ごとにどこまでの情報を出すか自由に決めることができます。たとえば、携帯番号とメールアドレスは友達まで。生年月日や出身校は友達の友達まで。ブログのアドレスはすべてのユーザーに、といった具合です。
インターネットに携帯番号を公開するというのは抵抗があると思いますが、「友達のみに公開」と設定しておけば、逆に便利になります。相手の名刺を持っていなくても連絡をすることができるからです。
Facebookのプライバシー設定。項目毎に公開範囲を決めることができる
不特定多数の人と友達になっていると、この設定ができません。会ったこともない、何をしているのかも知らない人に電話番号を教えるわけにはいかないからです。友達を厳選し、セキュリティの壁を利用して公開範囲を分けてこそ、ビジネスツールとしてFacebookを活用することができるのです。