ドラマ/夏ドラマ情報

2011夏ドラマ:暑いから?刑事と男装とイケメン(前編)

夏ドラマは夏休みを途中にはさむので、途中をとばしても大丈夫な刑事ドラマがやっぱり多い。その中でも警察学校が舞台になるなどパターンは変えてます。一方、なぜか突然多いのが男装のヒロインとイケメンもの。なぜだ?

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

ドラマガイド

7~9月のドラマは夏休みのお出かけで続けて見られない人が多く、そのため途中とばしても大丈夫な刑事・事件ものが増えます。今年もシリーズの『新警視庁捜査一課9係』『京都地検の女』、パート2の『絶対零度』と定番が基本。
ややヒネったところで警察学校が舞台の『陽はまた昇る』、死因究明を法医学の方面から考える『ブルドクター』に死亡時画像診断という新たなから見る『チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸』、また若手女性刑事二人のバディもの『ジウ』なども。

またなぜか男装のヒロイン+イケメンものが急増。このパターンの代表作『花ざかり君たちへ~イケメンパラダイス』がリメイク、また韓流ドラマでヒットした『美男ですね』も日本リメイク、深夜だからここでは紹介しない『桜蘭高校ホスト部』というのもあります。またイケメンものではないけどNHKのBS時代劇『テンペスト』は仲間由紀恵が男に身をやつします。

それではどのドラマがおもしろくなりそうか見ていきましょう。前編は7月9日(土)までに始まるドラマを紹介します。

7月6日(水)スタート

『新・捜査一課9係』

放映:テレビ朝日系 水曜21:00~
脚本:深沢正樹、ハセベバクシンオー、真部千晶、瀧川晃代、波多野都、岡崎由紀子ほか
演出:杉村六郎、吉田啓一郎、長谷川康、田村孝蔵
プロデューサー:島川博篤、金丸哲也、丸山真哉
ゼネラルプロデューサー:松本基弘
主題歌:V6「Sexy.Honey.Bunny!」

出演:渡瀬恒彦、井ノ原快彦、羽田美智子、中越典子、吹越満、田口浩正、津田寛治、原沙知絵、内田朝陽、佐藤江梨子

シリーズスタート以来、同じだった9係メンバーがついに変更。村瀬(津田)が14係の係長に転出し、変わって青柳(吹越)がチーフに。また新人の新田哲男(内田)が配属。村瀬も14係で黛涼子(佐藤)と新たなコンビを。

村瀬が転出しても引き続き出演するので、主任になった青柳と角突き合わせる基本構図は同じ。ちょっと変えたことにより広がりができてネタ切れもなさそう。安定路線です。


『ブルドクター』

放映:日本テレビ系 水曜22:00~(初回は~23:00)
脚本:橋部敦子
演出:久保田充、長沼誠、本間美由紀
プロデューサー:戸田一也、国本雅広、大塚英治
チーフプロデューサー:田中芳樹
主題歌:CHARICE「Far As The Sky」

出演:江角マキコ、石原さとみ、稲垣吾郎、志田未来、ブラザートム、さくら、大野拓朗、青木綾平、池田成志、阿南健治、マギー、市川亀治郎、市毛良枝、小日向文世

アメリカで先進的な死因究明制度を学んだ法医学者・大達珠実(江角)は周囲とのトラブルを恐れず「死因究明」に強い信念を持ち突き進むブルドーザーのような女。彼女とキャリアの警部だが行動が空回りして所轄に左遷された釜津田知佳(石原さとみ)が対立しながら、法医学者で知佳の恋人の名倉(稲垣)、教授の武田(小日向)、その娘で医大生の美亜の協力で人の死に潜む謎を解明していく。
ブルドッグじゃなくブルドーザー

    ブルドッグじゃなくブルドーザー



江角マキコにバディ役の石原さとみ、さらに稲垣吾郎、志田未来、小日向文世と連ドラ主演経験者が並ぶ俳優陣。豪華といえば豪華ですが、全員にそれなりの役をふって、つかいこなせるのか?うまくバランスをとるのはなかなか難しそう。期待は『僕の生きる道』や『フリーター、家を買う』の橋部敦子脚本。初の事件ものドラマで新しい面を見せてくれるか?

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