住みたい街 関西/子育て・環境重視の街選び[関西]

エコに暮らすなら近江八幡小舟木エコ村に住め!~前編(2ページ目)

エコに暮らしていきたい。そんな思いを持つ方は多く、エコである事を主張した一戸建てやマンションも多くあります。むしろ、「エコであること」がアピールしない物件を見つける方が難しいです。そんな中、本気でエコライフを考える人に一押しなのが「小舟木(こぶなき)エコ村」。ダテに「エコ」を名乗ってはいませんぞ!

田中 和彦

執筆者:田中 和彦

住みやすい街選び(関西)ガイド

小舟木エコ村が「エコ」であるのは、仕組みや取組みがあることが大きなポイントです。しかし目で見えてわかりやすいのは「エコな設備」。街(村ですが!)では多くの「エコな設備」を見ることができました。

街にあふれる「エコな設備」

小舟木エコ村で建築をする際は「小舟木エコ村風景づくり協定」を遵守する必要があります。そのなかにはいろいろな「エコ」に対する工夫が盛込まれています。

雨水貯留タンク@小舟木エコ村

雨水を貯留するタンク。一つの家で200リットルの雨水を溜めると街全体では約80トンの「ダム」となる。

井戸@小舟木エコ村

手動のポンプでくみ上げる井戸。なんとなく庭に欲しい気もする。

集会所@小舟木エコ村

中心部にある立派な集会所。

方流れ屋根の集会所@小舟木エコ村

屋根は、大変大きな片流れ屋根となっていた。

ソーラーパネル@小舟木エコ村

上にのっかっているのはもちろん太陽光発電パネル。

シャープ製のソーラーパネル@小舟木エコ村

シャープ製でした。

一般世帯のソーラーパネル@小舟木エコ村

全世帯の約4割強で太陽光発電パネルが設置されている。

電動カー@小舟木エコ村

太陽光発電で得た電力で充電する電動カー。インド製との事。珍しい。


もちろん「次世代省エネルギー基準等級4を満たす程度の断熱性能確保」「高効率給湯機器の導入」などの基本性能をアップさせる「エコ対策」も取り組まれており、他にも各世帯の地下に1.5トンの地下水槽を設置するなどの設備があり、エコな暮らしで思いつくものなんでもある感じです。

ちなみに、ちょっと変わったインド製電動カーはカーシェアリングの車。カーシェアリングの運営も業者に任せるのではなく、サービスを利用する世帯で行っています。「エコな設備」を利用して「エコな生活」を送るには住民自身の取組みによる部分が大きいのです。

「エコに暮らすなら近江八幡小舟木エコ村に住め!~前編」は以上。後編では、「エコな素材」の紹介と、街並の様子をご紹介します。

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます