価格帯の幅が広いレストラン
ローカルの生活に触れられるホーカー。安くておいしいシンガポール料理が食べられる
超高級から一般的なところまで、さまざまなジャンルのレストランが数多く揃うシンガポール。値段も、そのレベルにより違ってきますが、お会計には必ずサービス料とGSTとよばれる消費税がかかってきますので、日本より少し高めに感じるかも……。これは日本よりお得に食べられる!というのは中華系やシーフード系のレストラン。シンガポールの人口のほとんどを占める中華系のレストランは日本よりもバラエティーに富んでいます。お得なコースやセットなども豊富に用意されているので、上手に利用すれば日本よりも安く楽しむことができます。
また、日本ではちょっと敷居の高いカニも、チリクラブやペッパークラブといったシンガポール料理として食べるのであれば、カニ1キログラムでだいたい40~50シンガポールドルほど(税金やサービス料金は別)。イーストコーストエリアは、人気のシーフードレストランが集まっていることで知られていますので、興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょう。
一方で、シンガポールでリーズナブルな食事ができる代表格ともいえるのがホーカーやフードコートです。レストランのようなサービス料や消費税は必要ありませんし、値段もここ10年を振り返ってみても、ほとんど変化していません。共働きのファミリーが多いシンガポールの台所を支えているホーカーメニューが値上がりしてしまっては、一般家庭の家計に大打撃! シンガポールでは後述する交通費なども同様に、国民のリアルな生活にかかわるものに関しては、物価が安く抑えられているようです。
安くすませるならホーカーへ
ローカルフードは3~5シンガポールドルで。お得感あります!
ホーカーメニューの値段ですが、チキンライスやバクテー、ラクサなどの代表的なローカルフードは1品3~5シンガポールドルというのが平均的。ドリンクに関しては、コピと呼ばれるコーヒやテーと呼ばれるティー類、ミネラルウォーターなどは1シンガポールドル前後でオーダーできます。また、観光客におすすめしたいのはフレッシュフルーツのジュース。マンゴーなどの南国のフルーツを自分で選べて2~3シンガポールドル前後でオーダーできるので、日本に比べるとかなり安いですよね。ただし、アルコールに関しては別で、瓶ビールが1本5~6シンガポールドル強ほど。それでも嗜好品の物価の高いシンガポールでは、レストランなどと比べるとかなり安めの値段設定といえるでしょう。