シンガポールは、アジアでは珍しい日本と同等レベルの物価
アジアの中でも物価は高め。日本より若干安いと感じるくらいかも
まずは、日本より高いもの……というと、シンガポールではタバコやアルコールといった嗜好品の値段が特に高く設定されています。タバコは1箱12シンガポールドル前後で、日本の倍近くの値段。バーでカクテルを飲むと、税金やサービス料など別にしても1杯20シンガポールドル前後と考えておいてよいでしょう。ただし、ホーカー(屋台街)での食事の値段やマーケットのフルーツ、交通費など、シンガポール人の生活に必要なものの値段は押さえられていますので、利用するスポットや旅のスタイルによって、かなり使う金額に開きが出てくると思います。
他のアジアの国々でも同じことですが、高級ホテルや高級レストランを使えば、日本と同等、またはそれ以上の出費があると考えておいたほうがいいでしょう。ただ、アジアのお金持ち国、シンガポールには日本では体験できないような高級ホテルやレストランもたくさんありますので、それらを利用したいという人にとっては、コストパフォーマンスとしてはいいのではないでしょうか。
なるべく安く旅をしたいという場合は、シンガポーリアンのリアルな生活を体験してみるのがいいかもしれません。ホーカーでローカルフードを食し、マーケットで掘り出し物をショッピングというのであれば、ほかのアジアの国々を旅するのと、出費はそう変わらないでしょう。ただし、ホテルの値段はお高めになりますので、こちらはしっかり計算に入れておいてくださいね。
ごちゃまぜ文化で世界中から人が集まるシンガポールでは旅の選択肢もさまざま。食事だけでも、1杯3シンガポールドルのローカルフードから超高級レストランまで選択肢は数えきれないほどあります。自分のスタイルと予算に合わせて旅をいろいろと組み立てられるのが、この国の魅力だと思いますよ。