久々に大きいニュースで賑わっている状態だが、当サイトとして気になるのはやはり「PSVがどのようなものなのか」だろう。
PSVがPSP2ではない理由
PSVはPSPと後方互換性のある携帯ゲーム端末である。PSPと比較しても強力なグラフィック性能、有機ELの美しいディスプレイ、前面のみならず背面にも用意されたタッチパッド。その他前面カメラ、背面カメラ、6軸検出システムなどを搭載した「PSPの正統進化版」と呼んでもいいような性能を持っている。
特筆すべきはネットワーク対応で、Wi-Fiのみを搭載したモデル、3GとWi-Fiを搭載したモデルの2モデルが用意されているという点だ。
ソニー・コンピュータエンタテインメント(以下SCE)がネットワーク戦略を重視しているのは従来からのことであるが、現在着実にシェアを広げているスマートフォン、タブレット端末などにも対抗しうる存在としての期待がかかっているものと予想される。
価格はWi-Fiモデルが24,980円、3G/Wi-Fiモデルが29,980円。PSPの販売当初が20,790円だったことを考えるとやや高価ではあるが、3DSが同様の価格レンジであること、非常に高性能な端末であることから価格的には妥当である(もしくは安い)という意見が多いようだ。
また、Vitaという名称(ラテン語でLifeの意味)が各所で不評ではあるが、海外ではPSPが伸び悩んだこともあり、PSPの名前を引き継ぎたくなかったのかも知れない。
さて、携帯ゲーム機としてはPSP、3DSと比較されることの多いPSVだが、少し見方を変えてみると、意外にも戦略的にWii Uとの類似点が見えてくる。